適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

プリティーリズム・オーロラドリーム ★★★★★★★★★☆

これがブログ始めてから3000日目の記事らしい。中身はチェーン居酒屋のチューハイくらいの薄さしかないですけど、それでも3000日、15年続けるって我ながら結構すごいと思うんですよね。
始めた頃から考えると年齢が倍になっているということは、文字通りここが自分の半生記でもあるわけで、感慨深いものがある。…アニメ見てゲームして、くらいしかしない半生でしたけど…。
これからの人生も何があるか分かりませんが、大きな転機がない限りこんな生活を続けていくと思うので、その限りにおいてはここも続けるつもりです。…というわけでいつも通りのアニメ感想。


折に触れて知人に「プリティーリズムを見てください!」と言われていたものの、配信してないしな…。と二の足を踏んでいたところ、dアニメストアで配信されていることに気づきました。
加えて、ちょうどプリチャンに今作の主人公・あいらが出てきたことで、見ておいた方が良いのでは?というオタク特有の義務感が生まれたのが後押しになりました。何故みあが出てきたのに
アイドルタイムの時に見てないねん、という話ですが、当時はdアニメストアに加入してなかったから仕方ない…。50話は長いように感じましたが、見始めるとあっという間でした。


オシャレが好きな主人公・春音あいらがブティックのマネキンをコーディネートしていたところを事務所のマネージャーに見出され、プリズムスターとして活動し始める、というストーリー。
あいら・りずむ・みおん、と主人公となる女の子が3人いるんですけど、この3人のバランスがとても良い。あいらはオシャレが好きだけど運動神経が悪く、良くも悪くも普通の女の子。
対するりずむはオシャレのセンスはないけれど運動神経が良く、更にかつてのプリズムクイーンの娘で向上心が強い。みおんは元カリスマモデルで、完璧…に見えてそうでもないんですが(
3人が相互に補完し合う関係にあることで(みおんとのイザコザが序盤で描かれていただけに、せれのんに負けた2人を涙ながらに慰める回は感動的でした)、誰が見ても好きなキャラクターが
見つかりそうな作品で、これって女児をターゲットにした作品では割と重要なことなのかも、とか思ったり。メイン3人しかいない割には3人ともかなりキャラが立ってるんですよね。


脇を固めるコーリングス…は2枚目かと思いきや割と3枚目だったり、ライバルユニット・せれのんの2人は2人とも憎めなかったり…と、大半はギャグ回だったり単発の話が多い中
飽きずに楽しめたのはキャラクターの力によるところが大きかったと思います。本筋に関わるところはかなり後の方、最終クールくらいから一気に展開していくので
ともすれば冗長な印象を受けることもあるのですが、それを補って余りあるほどに終盤の展開は見事でした。あと純さんの言動に後のプリパラに通じるような狂気の片鱗も見える。


1話からりずむがずっと掲げていた「オーロラライジングを跳ぶ」という目標。ざっくり言うと人知を超えたスケートのジャンプみたいなものなんですけど、これが単なる
高難易度の技、というだけではなく、あいらの、りずむの、みおんの、そして今日子やそなたの様々な価値観や想いがそれぞれ乗っているのが素晴らしい。オーロラライジング
固執して家族が崩壊したり、失敗して心にダメージを負ったり…と、女児向け作品にしては割と重い描写も多かっただけに、最後にあいらが飛んだオーロラライジングドリームで
会場の人が救われる描写は良かったですね。一見ネタっぽくも見えるけど、決してそうではない。りずむが勝敗より母親を取ったこと、みおんがオーロラライジングを超えるジャンプを
追及して満点を獲得したこと、そしてあいらのりずむや皆を想う気持ちが生んだオーロラライジングドリームが奇跡を起こしたこと。目指す方向性は微妙に異なりながらも、
それぞれが諦めずに目標を追い求めた結果のハッピーエンド。とてもカタルシスを感じられましたし、ここまで見てきて本当に良かったな、という気持ちになれました。
「プリズムジャンプは心の飛躍」という純さんのセリフは、作品を象徴するフレーズとして何度か目にしていましたが、実際に本編を見てみると納得でしたね。プリズムジャンプを
飛ぶためには、練習や技術だけでなく心の持ちようが大事ということ。3人で友情を育み、心技体を磨いてきたからこそ終盤の展開がある。深みのある作品だ…。


あと、ライブシーンの作画がこの時代にしては意外に良くて驚きました。他のアイドルアニメを色々見ていると、ちょっと曲が少なめだったように感じてしまうのは贅沢なんでしょうか( 
ただ、終盤に感じたカタルシスはここまで見てきてこそ、という面があるので、前半が冗長という側面は否めないんですよね。数話見て切ってしまうようなタイプの人には勧めにくいかも…。
…実際、8年前の自分はまさにそんな感じで1話で切ってましたからね。3シーズン目が珠玉の出来、というのはちらほら耳にするので、機会を見てあと2作102話も見たいなー。