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天国と地獄 ★★★★★★★★★☆

天国と地獄

天国と地獄


製靴会社の常務である主人公の元へ、ある日「息子を誘拐した。身代金3000万円を払え」という電話がかかってくるが、実は誘拐されたのは一緒に遊んでいた運転手の息子だった。
他人の子供のために3000万円を払えば、株主総会で実権を握るのに必要な株が買えずに地位を失うが、かといって運転手の息子を見殺しにするのか…?


今となってはそんなに新鮮味のないサスペンスなんですけど、どう展開していくのかが分からないので面白い。身代金受け渡しのトリックとか当時は相当斬新だったんだろうなあ。
あと、色付きの煙があがるシーンはちょっと感動しました。すごいインパクトだった。この辺からだいぶ急展開になっていきましたけど、最後も壮絶だったな…。
黒澤作品って時代劇が取り沙汰されることが多いですけど、個人的には現代劇がどれも面白くて好きなんですよね。クイズにシフトしてこの夏はご無沙汰だったけど、また映画も観ていきたいな。