適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

ラディアン ★★★★★★★★☆☆

アニメを観ていると年に何度か、期せずして、思わずハッとさせられるようなシーン、演技に出会うことがある。そして、自分はそういう瞬間がとても好き。


…なぜこんなことを書き始めたかというと、今日配信された『ラディアン』第2シーズン5話のAパートがとても印象的だったから。
1期であれだけ屈託のないヒロインとしてメリを印象づけておいて、今回のあのシーン。演出もさることながら、悠木碧という声優の力を改めて見せつけられてしまった。


…で、そういえばこのアニメ観たのに感想書いてなかったな、と思ったのでついでに書こう、と。実はこの前の台風で予定が潰れた連休、リステの後に第1シーズンを観ていたんですよね。
ハイファンタジーが苦手なので、信頼の岸・上江洲コンビだったのに放送当時はどうにもモチベが続かず、3話くらいでフェードアウトしてしまっていました。
アニメオタクとしては、フランスのバンド・デシネを日本でアニメ化、というのも結構興味深い要素ではあったし、2期が始まるいい機会だから観よう、と。本当は裏の理由もあるけど察して。


「ネメシス」という怪物が跋扈する世界。ネメシスを退治できるのは魔法使いだけ。しかし、魔法使いもまた、ネメシス同様に一般の人々から恐れられ、忌み嫌われている…という設定。
主人公である魔法使いの少年・セトが、ネメシスの巣があるとされる伝承の地「ラディアン」を求めて冒険する、というのが大まかなストーリー。


正直に言って、前半の10話まで、つまりアルテミス編までは結構退屈でした。仲間と出会い、魔法の修行をしながら、小さな事件を解決していく。
Eテレで放送されているのを考えたらまあ、こんなもんかな…とは思いつつも、大人が一気に観て楽しむものではないのではないか?と。その評価は後半、ランブル・タウン編で改めましたが。


移民の町であるランブル・タウンでは、魔法使いへの差別意識の他に移民に対する差別意識もあり、為政者側がそれを利用して住民をコントロールしている、というお話。
所謂「魔女狩り」みたいなことが行われる様子を観ていて、こういうテーマは日本人より欧州の人からの方が出てきやすいのかも?と。
街を破壊しようとする敵は、かつて街で虐げられていた魔法使いで、主人公に「本当に街を守るのが正義なのか?」と問いかける。優等生的ではあるけど良いテーマだと思いました。


…ただ、やっぱり全体的に見るとちょっとスロースタートかなあ、という印象は拭えず。全体として見れば面白いとはいえ、今から観ようかと思っている人がいたとして
「まずは11話まで見てくれ!」とはなかなか言い辛い。でも観なかったら今週のあのシーンに出会えなかったわけだからな…。難しいですね。
まあ、自分みたいにファンタジーが得意じゃない、とかがなければ普通に楽しめるかもしれないし、作画レベルもそこそこ高いんですが。これからも毎週楽しく観続けていくつもりです。