- 発売日: 2013/08/21
- メディア: Blu-ray
こんばん天。「天使のたまご」といえば「あなたのハートにエンジェルビーム!」です。受験勉強のお供だったなあ。てか、まだ放送してるのすごいよね。
なぜかdアニメストアに2007年の「由衣がサンタに着替えたら…」があったので今観てるんですけど、季節柄とはいえ、開幕『恋の天使 舞い降りて』は神すぎませんか??イントロで死ぬやつ。
この時代の曲だったら全部分かるんだけど、就職してからはご無沙汰になってしまったなあ。『ラブリ♡エブリデイ』、あの頃は狂ったみたいにリピート再生してたんだよな…。
…ではなくて。押井守監督の『天使のたまご』を観ました。難解で有名、という話だけ知っていたので、どんなもんなのかな?と思って。
1985年に劇場公開、根津甚八が出演、難解な内容のため大コケ って連想クイズ、まだ出るんだろうか。ここ数年引いてないような気がするなあ…。
…難解というか、ストーリーらしきストーリーもない、キャラクターは少年と少女の2人しか出てこないしセリフもほとんどない。無音のシーンがやたら多い。想像を超えてましたね。
天野喜孝デザインの絵が動いていることにはすごく価値がある…というか、これ動く絵画鑑賞なんだよな。1分以上動かなくてセリフがないと放送事故か?と思うし。放送じゃないけど。
あと、たまごが割れてしまったことに気づいた時の少女の絶叫の声が大きすぎてびっくりしました。なんでも、退屈で寝てしまう人もあのシーンで起きるんだとか。確かにw
音楽もそれ単体では悪くないんですが、あまりに幻想的な世界観なので、音楽が大きく鳴ってるところはちょっと邪魔かなー、とか思ったり。逆に没入感が削がれてしまうというか…。
商業で自分の趣味を追求するとこうなるのか、ということが良く分かりました。「完成しないと意味がない」のもそうですけど「伝わらないと意味がない」んじゃないかなあ…。
雰囲気が好き、という人がいるのは分かるけど、オチは『ビューティフル・ドリーマー』の二番煎じって感じだし、正直弱いよなあ、とも。芸術枠ならまだ『オネアミスの翼』の方が好きかな。