適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

ガン×ソード ★★★★★★★★★★

友人に前々から勧められていたのですが、ようやく見終わりました。勧められたら割と何でも見てしまうので、かなり色々な人に影響されてる気がする…


とにかく最高に面白かったです。ここ最近のアニメの中では五指に入るかもしれないレベルですね。自分の好みにドンピシャでした。DVDBOXとか出ないかなぁ…
キャッチコピーの「痛快娯楽復讐劇」が過不足なくこの作品を言い表していると思います。メインに据えられているのが「復讐劇」で、それと並んで特徴的なのが「娯楽」ですね
あらすじとしては、妻を殺された主人公のヴァンが復讐を果たすために殺した相手を探して旅をするというシンプルなストーリーです。そして旅の途中で仲間が増えていくという
復讐の相手である「カギ爪の男」がなかなかの狂人で、人類が争わずに済むようにしようという「夢」のために活動する…と、ここまでだと普通の人みたいですが
実際はそのために人類全体を洗脳しようという危険思想の持ち主なんですね。目的のためなら誰が死のうと同じ、なぜなら最終的には自分と同じ思想に染め上げるのだから、と
ヴァンや仲間たちはそれに対し個人として生きることを主張するので、「個」を貫くか、「個」を殺すか、というテーマが作品全体にはあります。この辺りも見ていれば分かりやすいです


しかし、この作品の真骨頂はそこではなく、むしろ作品全体に漂う気だるさ、くだらなさだと思います。正直言って、本筋に関係ない話がやたらと多いんですよ
その点を批判する向きもあるようですが、ガン×ソードが愛すべき作品なのはむしろそういう本筋に関係ないエピソードだといっても過言ではないと思います
「ハートに火をつけて」や「海よ、サンキュー」や「座標Xを追え」なんてもう一度見直したいくらいで、倉田英之氏が手がける日常パートのセンスが光っていると思います


あと、普通の作品であれば復讐をテーマにする場合、途中で復讐の空しさを諭されて改心、みたいな展開が王道だと思うのですが、ヴァンにはそれがない。最後まで復讐に生きます
そういう意味では狂った主人公だと思いますし、それ以上に敵も狂ってます。味方にも常識人と呼べそうなキャラはヒロインのウェンディくらいしかいないかもしれないですねw
だから話に深みがなくカタルシスを感じられない、と思う人には向いていないのかもしれませんが、なんといってもこの作品は「“痛快”“娯楽”復讐劇」なわけですから
娯楽作品として楽しめれば十分であって、その点については文句なく面白いと思います。その上分かりやすくテーマ性も付与してくれているんだから言うことなしですね!


というわけで、改めて勧めてくれた友人に感謝したいと思いました。久しぶりにハマったなぁ…こういう面白い作品との出会いがあるからアニメ見るのはやめられない(