永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫)
- 作者:カント
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 文庫
読みにくくて辟易したこの前の代議制統治論よりはかなり読みやすかったです。やっぱり訳は大事なんですね!
200年も前のあの時代のヨーロッパで常備軍の廃止を提唱するってなかなか出来ないことですよね…結局無視されましたけど
戦争をなくすために征服を繰り返して単一国家になるのではなくあくまで国際法を適用するためのシステムを作って様々な国家に共存させるというのが気に入りました
他の論文は少し話が抽象的で分かりにくかったです。多分キーワードだと思われる「理性」に注意しながら読んでたのでカントの言う啓蒙の定義は少し理解出来た気がします