適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

やがて君になる 8

やがて君になる(8) (電撃コミックスNEXT)

やがて君になる(8) (電撃コミックスNEXT)


Kindleで購入。8巻はほぼエピローグでしたね。エピローグに尺がきっちり割かれている作品が好きなので、とても心地よい読後感でした。贅沢な1冊だったなあ。
個人的には「今の関係性に名前をつけなくてもいい」という燈子の考えが面白いな、と思いました。こうやって毎日のようにブログを書いていると、逆に、つい言葉にしたくなるんですよね。
でも、一旦言葉にしてしまうと、今度は自分が紡いだ言葉に引っ張られてしまう、というか。考えを100伝えることはもちろん不可能なんですが、伝えきれないもどかしさは常にあって。
ならいっそ、定義しないままにする、というのは一つの正解ですよね。読んでいてキャラクターの関係性の変化に思いを馳せられるのはもちろん、セリフの一つ一つも本当に魅力的で…。


あと、あとがきを読んでいて、「読み終わったあと、何かしらを語りたくなる作品」だというのは本当にそうだなと。実際自分も昔めっちゃ長文書いたしな…。
最後の佐伯先輩の彼女の描写を見て、佐伯沙耶香について3も楽しみになりましたね。TROYCAさん、最後まで絶対アニメ化お願いします。