適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

映像研には手を出すな! ★★★★★★★★☆☆

気付いたらまた大分放置してしまった。やはり年度末はなかなか自分の時間が取れないですね。
そこまで長時間労働しているわけでもないのですが、精神的な疲労があるのかもしれない。かなり長めに睡眠をとるようにしているぶん、あまり趣味に回せていないのが現状。
今日は3連休初日ということで、ショッピングモールで色々買い物をしたり、散髪に行ったりとのんびり過ごしました。3月下旬なのにまだ寒いからあまり活動しづらい。

彩帽に迷彩リュックの少女・浅草みどりは、アニメが好きで、人並み外れた想像力があるのだが、極度の人見知り。
浅草の中学からの同級生・金森さやかは長身で美脚、金儲けに異常な執着を見せるタイプだ。
2人が入学した芝浜高校は、413の部活動と72の研究会およびそれに類する学生組織がある、一言でいえばカオスな高校。
この部活動および学生組織を束ねているのが大・生徒会。道頓堀透、ソワンデ、阿島、王が幹部として運営を司っている。
そんな芝浜高校で、浅草と金森はカリスマ読者モデルの水崎ツバメと出会う。ツバメもまた、芝浜高校に入学してきた新入生で、実はアニメ好きでアニメーター志望だった。
運命的な出会いを果たした3人はアニメ制作に邁進することを決意する。こうして、電撃3人娘の「最強の世界」を目指す冒険が始まった!!!


そんなわけで、アマプラ見放題の中から適当にこれを。アニメ版は観ていて割と面白かったので、実写版はどんなもんなのかな、と。
冒頭からいきなり『羅生門』のパロディが始まって「???」でしたが、特に内容には関係なかった。期せずして2作連続で黒澤パロディを観てしまった。
序盤が駆け足すぎて、これは失敗作では…と思っていたら、どうやらドラマ版の総集編だったらしい。それにしてもちょっと冗長だったように思うけれど。


映像研の3人が全員乃木坂のメンバーで全員美人であるがゆえに、ツバメの「カリスマモデル」という個性が死んでいたような。特に金森がモデル体型の美人すぎる。
浅草氏はアニメとは別のアプローチのキャラになっていた気もしますが、周りの見えないオタクという点は共通していたし、これはこれでアリだったのではなかろうか。
再現度という点から見れば、ソワンデ役がぴったりすぎて笑いました。あと、浜辺美波は何のために出てきたキャラだったんだろう…?


個人的に面白かったのは、ロボ研部長が語るロボットへの拘りかな。「ロボットアニメ」に何を求めるかって、ファンによって違うのではないでしょうか。
自分は「ロボット」という枠組みを効果的に使うことにより、描かれる人間の本質、みたいなところに着目しているので、メカのリアルさ自体はあまり気にならなかったり。
例えば『太陽の牙ダグラム』とか、割とダグラムの性能だけ見たらリアリティがないけど、それが面白さを毀損してはいないと思うし。


羅生門』以外にもいくつかパロディはあったけど、『はじめてのおつかい』はちょっと面白かったですね。こういう邦画ノリは嫌いではないけど、好みは分かれそう。
学園祭でオチをつける構成は妥当かなと思うけど、これだけ制作にスポットを当てるなら、完成作品はもう少しちゃんと観たかったかな。アイドル映画としては割とアリな部類かと。