適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

Summer Pockets REFLECTION BLUE



買って2ヶ月くらい積んでいたのですが、先日知人に会った時に勧められたので遊ぶことに。CGは全コンプ、レコードは島モンと卓球関連以外は全コンプで20時間くらい遊んだかな。
Rewrite』は途中で挫折したから、Key作品をちゃんと攻略したのは『リトバスEX』以来、15年くらいぶりに触れたことになるのか。老人予備軍ですね。


全体を通して、オカルト、奇跡、泣き要素が散りばめられており、これが鍵ゲーだよな~と懐かしさを感じました。転生、消滅、思念体、タイムリープのバーリ・トゥード。
共通ルートはKey作品の割にイタさ、寒さが控えめだったかも?と思って調べてみたら、麻枝准原案なだけでシナリオは他の人が担当してたんですね。ちょっと納得しました。
というわけで感想を書いていきますが、普通にネタバレなので一応注意を…まあ5年前のゲームのネタバレを場末のブログで気にする必要もないか。アニメも最近終わったし。

鳴瀬しろは

メインヒロイン。声が良い。よく考えたら無印が7年前に発売ってことは、小原さんのキャリアでは割と初期ってことなんですね。いい役もらってたんだな。
トゥルーエンドはともかく、そこに至るまでの過程は意外に(?)地に足付いたシナリオで、主人公と不器用に交流を深めていく様子は微笑ましかったです。良い意味で鍵っぽさが薄めだった。

空門蒼

ムッツリ病弱巫女双子チョロインとかいう家系ラーメンみたいなキャラ。ギャルゲーやってる感があって楽しそうなので最初に攻略しました。核となる設定が出てくるし、正解だったかも?
姉が出てきた辺りから流れ変わったな?と思ってたらサマポケの世界観に一気に引き込まれたという感じ。一番R-18風味を感じたかも。中の人的にもいけそうだし(怒られそう)。

久島鴎

秘密めいた明るい黒髪ロング、好みな気がしたので最後まで攻略をとっておきました。ミスリードにまんまとひっかかったのもあるけど、真相が予想外。過去作のアレコレを思い出す。
主人公と2人のひと夏の冒険、個別ルートでは一番好みのシナリオだったかも。本を読むのが好きだった子供時代を過ごした人なら刺さるキャラじゃないかと思いますね。

ヴェンダース

世間一般の鍵作品のイメージにかなり近い、ファンタジー泣きゲーシナリオ。テキストもかなりメルヘン。「むぎゅ」って要は「うぐぅ」枠ですよね。
今作の紬と静久みたいな、ニコイチのシナリオって鍵特有なのかな。でも泣ける電波ソング『紬の夏休み』、今作で一番の中毒性でした。むぎゅぎゅむぎゅぎゅぎゅ~。

野村美希

なんか一人だけ一般人にいそうな名前のキャラクターだと思いました。のみきルートは実質島ルートみたいなものだったな。鳥白島のハートフルさが詰まっている。
途中からの夢遊病みたいな展開はどう落とすんだ…?と不安になったけど、かなり綺麗に着地しましたね。名前だけでなくオチまで穏当だった。

水織静久

個人的に巨乳お姉さん系キャラってあんまりハマらないので、このルートもそんな感じ。ただ、その分他キャラとの絡みが他ルートより印象的だったかも。
結局記憶うんぬんの真相はプレーヤーの想像に任せるって解釈でいいのかな。あと最後のぬいぐるみ3つの一枚絵はよかった。紬ルートからやっておいて正解。

うみ

初見でプロローグから適当に選択肢を選んでたらうみルートに入ってしまい、拙者はロリコンではござらんのでコポォとか思ってたらとんでもない重要キャラだった。
発売7年も経ってるのに、この子の正体のネタバレを踏まなかったのは運が良かった。オタクじゃないからネタバレを踏むような機会がなかっただけですね。
クリアした今思えば、ヒロインを助けるために奔走するのが主人公じゃなくて幼女ってどうなん?と思わなくもない。

神山識

追加キャラらしい僕っ娘。設定の時点でどうあがいても絶望やん…となってしまった。14歳の子が可哀想なのは辛い。
他キャラとの絡みも少ないなあ…と思ってたら、トゥルーエンドで重要な役回りになっていて納得しました。

総評

CLANNADは人生」とかいう古のミームがありますが、それでいうと、サマポケは…「家族」かな?素直に考えれば。「夏休み」という概念も近いか。
陰キャ系オタクだった若かりし時分は間違いなくしろは一推しだったと思うけど、中年に差し掛かり始めた今、鴎とか蒼みたいなコテコテキャラの方が好みに。
一番好きな個別ルートはやっぱり鴎かなあ。ALKAとかPocketももちろん感動したけど、この年になると類似作品が頭に浮かぶから新鮮さはどうしてもね…。