適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

オペラ座の怪人

そういえば一年前もこの時期にフランス文学読んでた気がするなあ…まあ今回は前と比べても完全に娯楽小説ですが


話の筋は知っているけど読んだことはない話の上位にランクインしそうなこの作品ですが、新訳で出たと聞いて気になっていたので買って…4ヶ月放置ですね(
ミュージカル版には登場しないらしいペルシャ人が影の主人公とも言うべき存在で、彼の手記が語られる後半からは一気に読み進めてしまいました
回想という形で語られるからこそ伝わってくる恐怖感がいいですね。怪人の狂気も文章で読むとよく伝わってきます。逆にラウールとクリスティーヌは…うん(
やることは人間離れしていた怪人でしたがクリスティーヌとの関係ではすごく人間臭いのが面白いですね。流石娯楽小説だけあって読後感はかなりよかったです