「AとBとC」というフレーズだと何が有名なんですかね。「部屋とYシャツと私」とか「俺とお前と大五郎」とか?僕はオタクなので「バカとテストと召喚獣」かな~やっぱりw。島田美波ちゃんたそ~
はてなダイアリーでは分類してない冒頭の数行でもここでは一つの記事になってしまうようなので「雑記」というカテゴリを作ってみました。作ったからには何か書いておきたくなるのが性分。ジブンガタリズ。
自分が所謂オタク文化に触れ始めたのは、ネットで「中二病」という言葉が流行り始めた頃だと記憶しています。ゼロ年代前半までの「イタい」オタク像を揶揄する空気。それを目の当たりにした当時の自分は
無意識というよりむしろ意識的に「ああはなるまい」と思いながらアニメ、漫画に触れていきました。同時に、オタクにありがちな「無遠慮な知識マウンティング」も、他山の石にしよう、と思ってたんですよね。
「○○を知らないとか~」という類の話は、網羅的に知ることが事実上不可能な以上ブーメランにしかならないし、それなら発言する意味もない。中二病を過度に忌避する典型的高二病、それが僕のスタートでした。
そして、そのスタンスは基本的に今も変わっていない、少なくとも自分ではそう思っています。病膏肓に入るとは正にこのこと。マウンティング合戦から一度降りてさえしまえば、自分のペースで鑑賞できる。
とかなんとか思っているうちに世代も移り変わり、必ずしも今現在のオタクは知識至上主義ではなくなってきているな、というのをなんとなく実感しているところなのですが、本筋ではないので話を戻すと、
高二病故に同世代のオタクと一線を引いていると、何かを勧められる機会まで逸してしまうんですよね。俺はお前らとは違う、と孤立することによる弊害。知識マウンティングしてくる先達はウザいところもあるけど
それがきっかけで名作に触れる、ということも間違いなくあるわけで。当時中高生だった自分は、それへの回答として、「エア友達」ならぬ*1「エアオタク」を自分の中に作り出していました。
他の人から言われるかわりに、世代を問わず人気な作品を調べては「○○も見てないの?」「オタクなら××は見るべき」と自分に言い続ける感じ。ただ、それを他人に強要する人の煙たさも高二病故に
忌避すべき対象であるので、結果的に作品にしか興味のないコミュ障、みたいな類型に発達してしまいました。上世代ほど熱量もなく、同世代ほど作品を媒介としたコミュニケーションも取れない中途半端な存在。
ただ、好き好んでとはいえ、このスタンスを続けてきたことで、体感として同世代の平均より様々な作品に触れることができているように思うので、半端者なりに満足はしているんですけどね。
働き始めてから自由な時間が取れなくなってきているのは悲しいですけど、余裕のある時に少しずつでも、また自分の中のエアオタクを目覚めさせていきたいです。前時代的な似非教養主義のよう。
*1:もう死語っぽい