適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

ぶらどらぶ ★★★★★★★★☆☆

重度の献血マニアの女子高生・絆播 貢(ばんば みつぐ)。
足繁く献血車に通っては、看護師に邪険に扱われる日々……。
そんなある日、献血車で外人(?)の美少女と遭遇する。
青白く今にも倒れそうな彼女は、血を抜かれそうになった瞬間、豹変し献血車を破壊!
貢は、意識を失った少女を、なんとなくの勢いで保護し家に連れ帰ることに……。


押井守監督がTVシリーズを監督する、というのを知って、一体どんなものが出てくるのだろうと気になり、…まあ、他にも理由はあったわけですが、観ることに。
2月と3月に1ヶ月間隔で6話ずつ、全12話が配信される方式で、先日12話まで配信されたものをようやく先日観終わりました。


まず結論から書くと、とても楽しかった。何故か毎度語られる映画の薀蓄、もはやそのままだろ、と言いたくなるようなパロディ、荒唐無稽なギャグ。
各話サブタイトルもパロディになっているだけではなく、結構元ネタを踏襲している徹底ぶり。最終話の「インタビュー・ウィズ・マイ」とか特に。
「ボルト式」とか何の話だ?と思ってたら、冒頭で「メメクラゲが…」とか言い出して『ねじ式』かよ!と。最後にテロップで説明してくれる親切設計。
何しろ衒学的側面が強いので、一体自分はこの作品の何割を楽しめてるのかいささか不安ではありますが、分からないなりに楽しむ、というのも一興でしょう。


…と、個人的にはかなり楽しめたのですが、こういう楽しみ方って、なんというか、「前時代のオタク」的だよなあ、と思ってしまったのも確かで。
こんなアイコンにしているので今更ですが、本格的にアニメにハマったきっかけが『ぱにぽにだっしゅ!』だった自分としては、今でもパロディモノは好きなんですよね。
そして、パロディがなぜ好きなのか?と考えていくと、少なからず「元ネタが理解できた時の優越感」というものがあると思うんですよね。
より知識を深め、より多くの作品を鑑賞して”深い”オタクになったことの確認、というか。相手不在の知識マウント。オタクの中には誰しも少なからずあるさもしい感情。
もちろん、その過程で大好きな作品に巡り会えることも多々あるだろうし、そもそも知識が多くて悪いことはないと考えているので、悪いことばかりではないのですが。


でも、この作品、同年代以下のオタクにはウケないだろうなあ、と思ったのも確か。ある程度前提知識があった方が良い作品って、ちょっとハードル高いですよね。
毎クール、朝夕深夜合わせて3桁近い数のアニメ作品が放送されている昨今、小難しい作品は選ばれにくい。そもそもぶらどらぶは配信だし。
ロディアニメ、年に1、2本は放送されていてほしいなあ、と思いつつ、老害しぐさと隣り合わせなので難しい。直近だと『邪神ちゃん』くらいしか印象にないけど。