適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

日商簿記3級を受験した話

年初に立てた目標の1つに「何か1つ資格を取る」があったので、ひとまず年度末くらいに「資格 おすすめ」とかで適当に検索してみました(適当すぎる)。
あんまり難易度の高い資格は面倒だし、1ヶ月くらいで取れそうなもので、あわよくば実生活に役立ちそうなものを…と考えた結果、ベタに簿記3級に決めました。
一般的に100時間勉強すれば受かるらしいのですが、効率良く合格点ギリギリを取ることについてだけは、並の人よりかなり得意な自信があるし、まあそんなにかからないだろう、と。
ゴールデンウィークが終わってから、(イベントのない)毎週土曜日を勉強の日に設定し、図書館で参考書を読んだり、問題集を解いたりしていました。合計30~40時間くらいはかけたかな?
前週の土曜に何も考えずにリケ恋イベントを入れてしまったせいで、直前週は日曜に勉強する羽目になりましたが、予定はちゃんと確認しましょうということで…試験日と被らなくてよかった。



ホームページで結果照会をしたところ、無事合格していました。問2は3問間違えましたが、問1と問3は満点。ギリギリを狙ったつもりが、結果的にオーバーキルだった感。
さて、未だに高校時代の模試の結果とかにアクセスがあることを考えると、何の因果か簿記受験を考えている人がこの記事を読むこともあると思うので、振り返りをしていきます。

使った参考書(+α)


独学であることを考えると一番詳しいのが良いだろうと、予備校で使われているらしい『合格』シリーズの教科書と問題集をそのまま購入。今考えると、これは自分にとっては失敗だったかな。
というのも、簿記の参考書で有名なのは『スッキリわかる!』シリーズ、『みんなが欲しかった!』シリーズ、そしてこのTACの予備校用の教科書があって、厚さと値段が違うんですよね。



『スッキリわかる!』シリーズは安い上に教科書と問題集がセットになっていてコスパが良い反面、最低限の知識しか載っていないので応用問題に対応しづらい
逆に、自分が使っていた『合格テキスト』は論点が詳しく網羅されている反面、授業で解説されることが前提なので分かりにくい。独学で使うなら本当に簿記が必要な人か、根気のある人向け。
残りの『みんなが欲しかった!』シリーズは2つの中間、といった感じ。程よい分量ですが、問題集は別売りなので『スッキリわかる!』よりは参考書代は単純に2倍かかりますね。


自分の受験動機はほぼ「暇潰し」だったので、一番詳しいものを買わなくても、今考えたら『みんなが欲しかった!』シリーズくらいでよかったのではないかと思います。
正直、要求される数学のレベルは加減乗除しかないので、計算は速いほうが有利だけど、数字にアレルギーがない人なら独学で週1とかでも2ヶ月やれば十分かな、と。
そんな感じで、自分がどのレベルまで勉強したいかによって、『スッキリわかる!』→『みんなが欲しかった!』→『合格テキスト』の3つから選べば後悔しないでしょう。



それより、一番役に立ったと断言できるのはこの予想問題集。「よくあたる!」とか書いてあるけど本当か?と疑ってましたが、100点中90点分はほぼ同じ問題が出ました。有能すぎる。
時間を測って4回分を1周解いてみて復習し、試験の前の週にもう1度時間を測ってやり直して間違ったところを全部潰すだけで合格レベルには達すると思います。3周できればなお良し。


あと、『合格テキスト』が読みづらくて一周するモチベがなかなか出なかったので、YouTubeの解説動画を併用したのですが、これがとても分かりやすかったです。



www.youtube.com


まず、このシリーズ動画をネットサーフィンの合間に倍速で再生しておいて、全体の概観を掴んでから勉強を開始したおかげで、かなり効率化できました。これもオススメです。


回答については、問2を最後に解いたほうがいいとか、計算用紙は使いづらいから問題文の余白に書けば十分とか、その他のことは各参考書にも書いてあるだろうし、省略ということで。
受験料と参考書代を含めても1万円くらいだったし、良い暇潰しにはなったかな。折角だから2級を受けてもいいけど、大体3級の4~5倍の分量らしいので、受験するなら年末ですかね。
もし今度買うなら『みんなが欲しかった!』シリーズの参考書にしようかな?と思ってます。1ヶ月くらい時間が潰せてコスパも良いので、やることがなくて暇な人はチャレンジしてみては。