適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

姿三四郎 ★★★★★★★★☆☆

姿三四郎

姿三四郎

オンデマンドパックに黒澤作品がまとまって入ってるのを見つけたので、暇な時に少しずつ見ていこう、と思ってまずは手始めにデビュー作から。公開年の1943年って太平洋戦争中か…
フィルムがカットされて20分くらい短縮されてるせいで展開がよく分からないところが若干あったので、適宜あらすじを参照しながら見てました。三四郎が柔道を通じて成長していく、という
有り体にいえばものすごく単純なストーリーなのですが、おそらくこのスポ根っぽさが当時、戦時中の日本人のメンタリティに適合してヒットしたのかな、と思いました。門馬、村井、檜垣、とどんどん倒していく
三四郎は単純に格好良いですしね。色恋に悩んで、戦うことの意味に悩んで、みたいなベタな展開もありましたけどこの時代の映画についてはベタというかむしろパイオニアというべきなのかもしれない…
黒澤作品を見ていくうちに志村喬がどんどん好きになるのはアイカツを見ていくうちにあおい姐さんが好きになるくらい必然的なのかもしれない、と思いました。あと月形龍之介演じる檜垣が胡散臭すぎて笑ってしまうw