適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

僕は友達が少ない ★★★★★★☆☆☆☆

1000円だったので怖いもの見たさに観に行ってきました。…あ、アニメ感想のカテゴリに入れてますがアニメじゃなくて実写映画です


…観ている間にSAN値がガリガリ削られました。生半可な覚悟で見てはいけなかった…( そもそも、当たり前なのかもしれませんがこの作品って実写でやると
完全にイタい集団なんですよねwラノベやアニメだと可愛いビジュアルで誤魔化されてますけど、実際割とキチガイみたいな集団なわけですよ(
そういう意味で、ビジュアル面でのアドバンテージ抜きで彼らがやっている活動を見るとどうなるかというのは結構興味深かったです
「友達を作る」とは何か?ということがストーリーの核になっていて、バーチャルでもいいから単に友達になってくれる人が欲しい、認められたいという星奈と
本当の友達を作りたい、というか小鷹ともう一度仲良くなりたいけど上手くいかず失意のあまりバーチャルに逃げそうになる夜空、そして言い訳をして友達を作らずに
いたけど自分の過ちに気づき、夜空との過去を思い出して夜空を救う小鷹、という三者の関係がそれなりに分かりやすく描写されているのは良かったですね
元々原作も下ネタやギャグこそあれシリアスパートはこういう所に焦点が当てられていますし、だからこその例の「え、なんだって?」なわけですし(
そういう意味で、テーマは原作からぶれていない、“いい”メディアミックスなんじゃないかと思います。…ええ、うんきっと


ストーリーの都合上仕方ないですが、星奈がバーチャルに逃げ込むようなキャラになってるのは結構原作と違いますよね。原作の星奈は残念だけどとにかく性格は完璧超人で
だからこそ次第に優位な立場を失っていく夜空のクズっぷりが見られて大変面白い…話がそれました( ああいうキャラになったのはちょっと違和感がありました
あと謎だったのは何故『背番号のないエース』を歌うシーンが二回もあったかですねw最後のはいらなかったのでは( まあ名曲ですけど…
そして一番いらないのは石原良純の濡れ場、これに尽きますw天馬さんのキャラ完全に崩壊してるし誰が得したんだよ、という…星奈が病むトリガー以上の意味がなかった(
星奈や理科のパンチラはまあ見せ場の一つとして需要はあった…のかな?


総評すると、あの設定を実写、という完全な負けブックにしてはすごく真摯に原作のエッセンスを汲み取って実写化していたな、という感じでしょうか?
…ただやっぱり、これはアニメの可愛いキャラクタービジュアルがあるからこそ成り立つんだな、とひしひしと感じました。実写向きじゃないですよね(今更)