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僕の心のヤバいやつ【特装版】3


特典の小冊子がKindle版にはないと知り、久しぶりに紙媒体の漫画を購入しました。チャンピオンの漫画を最後に買ったのは…多分『みつどもえ』。桜井のりお先生を信じろ。


相変わらず破壊力の高いラブコメであることは言うに及ばず、3巻は「僕はLINEをやっている」から始まり、「僕らはLINEをやっている」で終わるという構成が綺麗でしたね。単行本ならでは。
それにしても、あんなLINEのやりとりしてる時点でなんで付き合ってないのかわからないですよね。最近はほとんど全てのエピソードに言えることかもしれませんけど。
…まあ、今作は市川の自己肯定感の低さと、それに気づかない山田、というすれ違いの構図があるので、単純に鈍感主人公、というわけでもないんですけど。「僕は山田が嫌い」とか顕著。


今作が人気なのは、シチュエーションもあると思うんですが、エピソード内にちょっとした仕掛けがあって、戻って読み返したくなるところだと思うんですよね。
「考察」したくなる人が多いのも分かるというか。例えば、この巻で好きな「僕らは入れ替わってる」のエピソードだと、まず「どの段階から気づいてたんだろう」のところまで読む。
そして数ページ戻りながら確認して「…うわ~」ってなって、ページをめくってみたらもう一段強いオチがある。ホント、策士なんだよなあ。


小冊子は初っ端のプロフィール帳が一番破壊力高かったですね。アンソロジー、本編の雰囲気という意味では一番ニャロメロン先生が近かったかも。
…でも、しろまんた先生のアンソロの冒頭の、市川が「『28日後…』の続編に『28年後…』っていうのがあってだな」というセリフ。
見てすぐに「え、『28週後…』じゃない?芸能四択クイズにあるんだが?」って思ってしまい、お話が台無しになってしまったのが悲しい。知識もあれば良いわけではないという例。