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今夜、ロマンス劇場で ★★★★★★★★★☆

今夜、ロマンス劇場で

今夜、ロマンス劇場で

  • 発売日: 2018/08/17
  • メディア: Prime Video


映画監督を夢見る青年・健司が密かに想いを寄せるのは、通い慣れた映画館・ロマンス劇場の映写室で見つけた古いモノクロ映画のお姫様・美雪。
今は誰も観なくなったその映画を、毎日のように何度も繰り返し観ていた健司の前に、ある日奇跡が起きる。美雪が健司の前に突然現れたのだ。
その日から2人の不思議な同居生活が始まった。モノクロの世界しか知らない美雪にカラフルな現実世界を案内する健司。
同じ時間を過ごす中で、2人は次第に惹かれあっていく。しかし、美雪にはある秘密があった。現実の世界に来るための代償で、人のぬくもりに触れたら美雪は消えてしまうのだ。
そんな中、美雪は映画会社の社長令嬢・塔子が健司に想いを寄せていることを知る。
好きだから触れたい、でも触れられない……。この切ない真実に2人はどう向き合い、どんな答えを出すのか――


評判は良さげだったけど観に行く機会がないままでいたところ、アマゾンプライムにあったので観ることに。
劇場を舞台にした作品だけあって、名作映画のオマージュがそこかしこにあり、有名な作品を知っているとニヤリとするような演出が多かったですね。
映画監督を夢見る青年時代のことを老人が語る、という大まかな筋立ては『ニュー・シネマ・パラダイス』だし、スター俳優が出てくる辺りは『蒲田行進曲』。
ガラス越しのキスは『また逢う日まで』、等々…。そしてロマンス劇場が閉館になるのはまた『ニュー・シネマ・パラダイス』ですよね。


健司と美雪、そして塔子の三角関係の描写も面白く…というか綾瀬はるかと本田翼とか両手に花すぎて羨ましい。でも社長令嬢の本田翼に言い寄られたら絶対そっち行くでしょ(
「触れたら消えてしまう」という設定に対するおとぎ話的な解決策はなく、純愛を貫く、というお話なのですが、それがまた美しかったですね。
綾瀬はるかの主演映画、今までは『おっぱいバレー』が好きだけどなかなか言い辛いところがありましたが、これからは『ロマンス劇場』って言えますね。…言う機会あるのかはともかく。