適当な日常を綴る’

万年五月病患者が惰性で書き続けるブログ

ミュージカル『Play a Life』(白猫チーム・リモートライブ配信)

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高校の教育実習で担当教員に好きな映画を尋ねられて、ロビン・ウィリアムズの『今を生きる』と答える教育実習生。 彼女の答えは担当指導教員に昔を思い出させた。
ロビン・ウィリアムズのファンであった二人は、ロビンがアカデミー賞にノミネートされた時にロビンの映画特集をしていた名画座で出会い、恋をして、夫婦になった。
彼女は映画に憧れて教師に、彼は俳優を志した。
いつの間にか妻は教師を辞めて、彼は高校の非常勤講師を務めるようになっていた。そして二人の生活の間には1匹の猫。
ひょんなことから教育実習生の恩師が小学校の教師だった妻だとわかる。
何が夫婦の生活を変えたのか?妻が教師を辞めた理由は?夫が教師になった理由は?“今を生きる”というテーマが物語の結末を導き出していく。


2021年初観劇。…自宅からですが。1週間前まで、どうしようか悩んでいました。
元々は土曜日の回のチケットを先行で応募したのですが外れてしまい、更に同日の他のライブも延期になってしまっていて、一般販売か、配信か、という状況。
色々考えた末、今回は自宅から観ることにしました。生観劇に勝るものはもちろんないけれど、地方から今の東京に行くのはやはりリスクが高い。職場で言い訳できないしな…。
もし配信がなかったら、無理を押してでも現地で観劇するつもりでしたが、ありがたいことに配信チケットもあったので、利用させてもらいました。


『いまを生きる』は割と好きな映画なので、このあらすじを読んだ時にちょっと期待していました。オマージュなのかな?とか。
ロビン・ウィリアムスの作品はこれと『グッド・ウィル・ハンティング』しか観たことがないので、近いうちに何か観てみますかね。『ガープの世界』『レナードの朝』辺り?


序盤で、非常勤講師とその妻の会話が微妙に噛み合っていなかったので「…どういうこと?」と疑問符を浮かべながら観ていたのですが、途中で「あー、そういうことか」と。
妻にかつての教育実習生が救われ、教育実習生が非常勤講師を救う。3人のうち任意の2人の関係性がそれぞれ美しい。面白い構成でした。
邦題の『いまを生きる(カルペ・ディエム)』の言葉通り、過去を振り返り、思い出の中で生きたくなるほど辛い経験をしても、やはり「今」を噛み締め、前に進んでいかねばならない。
『死せる詩人の会』改め、死せる妻の思い出にしがみつくのではなく、「自分の中に溶けている」と捉えるのは素敵だな、と感じました。亡くなった友人や祖父も自分の中に溶けているのかな。


テーマは重めだったけど、雰囲気は結構コミカルで面白かったですね。特に教育実習生のテンパりぶりと、世界史を教えるシーン。
自分も世界史選択だったので、懐かしい単語が色々出てきて楽しかった。こんな勉強が何の役に立つんだ、みたいなことよく言われるけど、割と人生を豊かにしてくれていると思うんだよなあ。
そういえば、Twitterで好きな映画のアンケートを募ってたの、何も考えずに『生きる』にしたけど、他の人のセレクト聞いてたら洋画にすべきだったかな( でも『羅生門』の人もいて親近感w


そんなわけで、2021年の初観劇は心温まる作品を観させてもらって満足しました。三人とも歌上手かったし、本当は現地で観たかったところではありますが。
少なくとも春になるまではこういうイベントの類には行けないと思うので、しばらく在宅ですかね。一日も早い収束を願うばかりです。