適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

みんなのいえ ★★★★★★☆☆☆☆

お酒落なマイホームを夢見る若夫婦。新進気鋭のインテリア・デザイナーに設計を依頼するまでは良かったが、
施工は妻の父親で頑固な大工が行うこととなり、正反対の性格であるふたりは対立を繰り返し、遂には想像を絶するトラブルが夫婦に襲い掛かる。
はたして理想の新居は完成するのだろうか?


三谷映画2作目。冒頭から謎のゴジラ着ぐるみが出てきて「???」でしたが、最後まで観てようやく劇中劇だと分かった。『ラヂオ』の渡辺謙みたいに本筋に絡んでくるのかと思ってた。
「様々な登場人物が言いたいことを言いまくって収集がつかなくなった挙げ句、なぜかそれなりのところに落ち着く」というのは前作と同じでしたが、更に起伏が少なかった気がする。
家を建てたことがあれば少しは共感できたのかもしれないけど、あんな主張なく何でも人任せにすることある?今度実家に帰った時にどういう拘りがあったかとか両親に聞いてみようかな。


田中邦衛の演技は流石だと思う一方で、勝手に和室を二十帖にするとか仕事としてはあり得ないし、それで矜持とか語られても…と思うのは、『ラヂオ』の牛島に通じるものがあるかも。
ドタバタ度が前作より減った分ハートフル成分が増していて、でもそれを重視するなら他の作品観るよな…とも思うので、割と退屈だったかな。細かい笑いは随所にあるんですけどね。