さて、四半期恒例の新番チェックの時期。前情報を入れずに配信サイトで目に付いたものを適当に観ていく、いつものスタイル。令和4年もオタクの残留思念のような営みは続いていく。
鬼滅の刃 遊郭編
バトルアニメもジャンプ漫画もそんな興味ないしな―、みたいなスタンスだけど、戦闘シーンで画面から感じる「圧」が凄すぎて釘付けになってしまう。やっぱりすごい作品だよなー。
別に今のストーリーが特別面白いということはないんですけど、予算のレベルが違うんだろうな。主題歌も交代してしまったけど、今のも結構良くないですか?
イロドリミドリ
バンドリのバッタもんみたいなこの短編アニメ、何…?と思ってたら、チュウニズムの作中バンドらしく、結構メディアミックス展開してるんですね。短いし観てもいいけど。
リアデイルの大地にて
VRMMORPGの世界に転生した女の子がやたら強いという、ノーストレス系ファンタジーっぽい。低刺激すぎて視聴継続意欲が湧いてこないから、これはもういいかな…。
ハコヅメ 交番女子の逆襲
昨年、ドラマ版を偶然数話観ていたからか、あまりアニメっぽくないな、と感じてしまったけど面白そう。実写→アニメって、最近は結構珍しいような気がしますね。
ただ、これもよく書いてる気がするけど、社会人アニメって現実を思い出してしまうから観ていてたまに辛くなるときがあるんですよね。知らない業界のことを知れるのは面白いけど。
東京24区
先が気になるオリジナルアニメだけど、初回1時間は結構観るのがしんどいなあ。あの幼馴染の女の子は、どんな角度で挟まったらあれだけの長時間足が線路から抜けなくなるんだよ。
そして、野中藍さんが母親役、ってのが個人的に結構ショックでしたね。本人はもうすぐ2児の母だから当然なんだけど、あいぽんにはヒロイン役を演じててほしい世代なので…。
終末のハーレム
地球上の男がほぼ死滅して、生き残った主人公が種の存続のために女性からセックスを強要される。…中学生の妄想ノートかな?みたいな設定ですけど、観てると結構面白いんですよね。
自分が典型的オタク嗜好なのも大いにあるけど、やっぱり作品自体の面白さと、ポリティカル・コレクトかどうかって別に考えてほしいよなあ、と勝手なことを思いました。そして規制がウザい。
スローループ
『放課後ていぼう日誌』は結構楽しめたけど、今作はどうかなあ。ボケツッコミがちゃんとしていない純きらら系って割と苦手なので、作品のカラーが分かるまでしばらく様子見かも。
よく考えたら、きららアニメの新作って結構久しぶりなような?調べたけど多分『おちフル』以来っぽいから去年は1作もなかったんだな。難民発生してそう。
ドールズフロントライン
ソシャゲ原作らしい。機械人形が人類に反旗を翻す、という設定が斬新とは思わないけど、自分は令和でも倉田英之脚本を信じてみたいので、ひとまず観続けることにします。
からかい上手の高木さん3
今作はフォーマットが決まっているがゆえに、観ていてとても安心できる。ある意味「様式美」の繰り返しなんだけど、そこも楽しく、またたまに起こるそこからの逸脱も楽しい。
2人の夢という設定で深層心理を描いていく構成が面白くて、1話からちょっと攻めてましたね。そこからのエンディングが『夢で逢えたら』のカバーだったのも良かった。
CUE!
この事務所、いきなりこんなに新人声優採用しまくるとか攻めすぎだろ、とか無粋なことを思ってしまった。FIVE STARSの後釜番組だったはずだから、意外に息長いんだよな。
あまり声優業界自体に興味があるわけでもないから観続けるか迷うけど、これもひとまず保留するか。この手の作品は作品内に好きなキャラが見つかるかどうかなんですけどね。
失格紋の最強賢者
冒頭から魔物倒すし、出会ったヒロインの窮地を救って一目惚れされるし、授業ではイキって圧倒的実力を見せて教える側に回るし、紛れ込んだ魔族も瞬殺してしまうし。展開早すぎだろ。
個人的に、異世界ファンタジーはこの手のイキり主人公モノの方が笑いながら観られるので好きですね。スローライフ系のはネタにもなりにくい分ツラい。
その着せ替え人形は恋をする
雛人形作りが得意な主人公とか、なかなかニッチなところきたな…と思ったらヒロインがコスプレ趣味のギャル。…まではギリギリ理解できたけど、陵辱系エロゲが好きなのは笑ってしまった。
オーソドックスではないにしろ、ある意味「オタクの願望を具現化した系」ヒロインの極致みたいな感じなのかな。ストーリーは気になるので、視聴は継続しようと思いますが。
明日ちゃんのセーラー服
作画が綺麗なのが印象的。「少女たちのキラキラした青春」みたいな、自分とは対局にあるものを描いているので現実感はまるでないけど、こういうもんなんだろう。
そもそも自身が学ラン→私服だったから、学校選びの基準として「制服の可愛さ」が挙がるのもピンとこない。個人の趣味としてはセーラー服はコスプレ感がするのでブレザー派ですが。
怪人開発部の黒井津さん
ヒーローモノの敵組織を描く作品。出てくるご当地ヒーローがちゃんと本物で面白かったな。ヤツルギとかネイガーとか。高山カツヒコ脚本も信じてみたいので、もう少し視聴継続しよ。
時光代理人 -LINK CLICK-
中華アニメ、個人的にはあまりヒットしないので観るか迷ったけど、写真に入れる能力と、未来予知能力を使った過去改変、ってストーリーは結構面白そうでした。1話は後味悪かったけど。
CFOの妻?が田舎から出てきた女の子を罵倒するシーンとか、出前は何が入ってるかわからない、とか、中国と日本の文化の違いが垣間見えるのも興味深い。もう少し観てみようかな。
錆色のアーマ-黎明-
出来の良くないCG、素朴な演技のキャスト、モブは止め絵、背景は手抜き…。『エクスアーム』とか『テスラノート』辺りを思い出してしまいました。正直かなりシュール。
なんでも元々が舞台の2.5次元コンテンツで、そこからアニメ化という、『レヴュスタ』みたいな珍しいルートを通ってるみたい。舞台俳優がそのまま演じてるならまあ、仕方ないかな…。
オンエアできない!
スペースネコカンパニーの短編アニメ。ADに焦点を当てるのがちょっと珍しいし、短編なので観続けるかな?使いっぱしりの便利屋、ってイメージが強いけどどうなんだろ。
賢者の弟子を名乗る賢者
急にお爺さんが美少女になる急展開が謎すぎて公式サイトで調べたら、VRMMORPGが舞台でログアウトできなくなった挙げ句美少女に転生する設定っぽい。台詞ない演出は結構攻めてたな。
キャラデザはすごく可愛いし、「アルカイト王国」とかいう国の名前でちょっと笑ってしまうけど、話自体が面白いかが判断つかないのでとりあえず保留。
平家物語
圧巻だった。主人公の「びわ」が未来が視えるという設定、『平家物語』という、ある種誰でも結末を知っている作品だからこそ活きますね。入水が見えてしまうのとかハッとした。
そして子供役も琵琶を引きながら語るシーンもこなす悠木碧さんの才能を改めて実感。珍しく放送前から期待してたけど、これは毎週配信が楽しみになりそう。
こんな感じで、ひとまず21作品チェック。続編の『鬼滅の刃』『高木さん3』は安定、新規だと『平家物語』が1番で、全体的にオリジナルアニメはそこそこ観られそうな印象でした。
多分まだチェックしていない作品もあるし、続編でも『プリコネ』『ありふれ』辺りはまだ観ていないので、一通り観終わったらもう一度まとめて書こうかな。
そういえば「話数単位10選」の集計結果、どうなったんだろう?と思って見に行ったのですが、予想通り『ウマ娘2』が一番人気でしたね。過半数の人が選んでるのは圧倒的。
エピソード単位で同率1位のメイドラゴン10話を見て、カンナちゃんの人気の高さを改めて知る。逆に古見さんってそんなに面白かったんだな。アマプラとかで配信されたら観てみようかな?
自分の選んだ中で他と被りなしだったのは『無職』『カバディ』『ミュークル』の3つでしたが、灼熱カバディの人気のなさに驚いた。めっちゃ面白かったと思うんだけどな…。
ただ、上位の作品はだいたい観ていたので、図らずもトレンドには乗っていたのかも(去年はそもそも1位のナナニジを観ていなかった)。はめふらXのお見合い回とかそんな人気だったんだ。
アニメについて他人と話す機会がほぼなくなった現在、他の人のこういう記事が読めるのはとても興味深いので、今後も続いてほしい企画ですね。学生時代に戻った気分になることよ。