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明朗・潑溂・無邪気なブログ

ウエスト・サイド物語 ★★★★★★★★☆☆

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夢や成功を求め、多くの移民たちが暮らすニューヨークのウエスト・サイド。
だが、貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、各チームの対立は激化していった。
ある日、プエルトリコ系移民で構成された“シャークス”のリーダーを兄に持つマリアは、対立するヨーロッパ系移民“ジェッツ”の元リーダーのトニーと出会い、一瞬で惹かれあう。
この禁断の愛が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。

旅行中の時間潰しとして、丁度良い時間帯にこれしか上映していなかったので今作をチョイス。予告編のフルバが場違いすぎて笑った。観に来る客層絶対違うだろ。
1961年版の方は観たことがなく、クイズ屋的に「ジェット」「シャーク」「ロミジュリ」「クラプキ、シュランク」くらいしか知識がなかった分、素直に楽しめたかな。


観ながら思ったのは、思ったより「ロミジュリ」だな、ということ。身分違いの恋。こういう後先考えない恋愛って破綻しそうだけど、ご都合主義的に収まるか?と思ったけど無理だった。
マリアの浮かれ具合はちょっと微笑ましかったけど、恋人が殺された直後のアニータにも隠さないのは浮かされすぎ感。挙げ句有象無象に犯されそうになるし、アニータ可哀想。


ミュージカル映画を観るのは久しぶりでしたが、やはり映画館で観るのがいいですね。綺麗に揃ったキレのあるダンスは圧巻でした。
有名な曲が多かったので「あ、これ聴いたことあるな」というものもちらほら。『America』が一番好きかな。演奏する時、裏拍入れるのに苦労した記憶があるけど気のせい…?


ただ、ストーリーとしてはシンプルなので、単純に「長いな…」となってしまったのも事実。つまらなかったわけではないけど、2時間以上観ていると集中力が切れてしまった。
あと、トランスジェンダーの少女(?)みたいなキャラが出てきたのは最近流行りの配慮なんでしょうか。正直、題材自体がその辺を扱った作品だし、入れる必要ある?と思ったけど。