適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

つみきのいえ ★★★★★★★★☆☆

気づかないうちに花粉の季節になっていて辛いですね。去年買った薬が1週間分残ってるので、本当に耐えられなくなったら飲み始めようかな。
3月ということで異動の季節なのですが、今年も自分の転勤はありませんでした。僻地5年目確定。抜け出せる気がしない。マジで激務を覚悟で総合職に転換希望出すか?
直近3年でうちに配属された新人の8割が辞めるのに、外から誰も来てくれないせいで今年も頭数だけ新人で穴埋めだし。どんどん安定以外に長所がなくなっていく…。
とにかく、明日からは上手く交渉して、最低限の責任と労働時間で済むように根回ししないと。今年度はちょっと暇すぎたし、多少残業して趣味に充てるお金を得るのも悪くはないけども。
一応、半分くらい異動か退職する崩壊した部署の穴埋め要員にされて病む可能性はありますが、現状自分が動くと今度は今の部署が崩壊しそうだし、多分ないと信じたい。


…と、近況報告だけというのもなんなので(本来はそういう目的で始めたブログだけど)、短編アニメを観たので軽く感想でも。

水に沈みかけた街で孤独に暮らす老人。彼の家は水面が上昇する度に上へ上へと、積み木を重ねるように伸びていく。
彼はなぜひとりで暮らしているのか、徐々に解き明かされる物語。数々の賞に輝く、淡く切ない物語です。

ナレーションは長澤まさみ
加藤久仁生監督の短編アニメ映画
水没する町に暮らす老人を描く
第81回アカデミー賞を受賞


この「ナレーションは長澤まさみ」のイメージが強かったので、サイレントでちょっと驚きました。ナレーションがあるパターンとないパターンがあるっぽい。
サイレントでも十分世界観は伝わってくるので問題はなかったのですが、家の下層へ潜る過程で、意識の底に沈んでいた記憶と対面するという演出が面白かったです。
娘夫婦がどうして一緒に住んでいないのかは分からないけど、誘いを断って思い出のある家に一人で住み続けたのかな。不便でも思い入れのある家を離れられないのはよくあるし。


単純に家族の繋がりを感じる温かい作品だと思ったのですが、Amazonのレビューを読んだら「家族が素晴らしく孤独は寂しいという安易な結論」みたいな批判意見があって笑いました。
孤独は寂しいことなんだよ、という結論の作品を観るのも辛い、ということは、どのような境遇なのか…。そういう作品に逆張りしないような心持ちでいたいですね。