- 作者:夏目 漱石
- メディア: 文庫
電車内で単語帳とかをよく見ていた名残か、一人の時は電車内で何か読んでいないと落ち着かなくなっていまして(
本棚の「それから」の横に薄いこの本があったので軽く読み終わるだろうと思ったわけです。…今思えばなんて馬鹿だったんだろう(
小学校の頃に読んだ坊っちゃんをと比べてそれからは読みにくいなぁ…と思ってたんですがこれはそれとも比べ物になりませんね
日本人が日本語で書いているにもかかわらず一度読んだだけでは字句すら辿れない…意味を理解しようとするだけで一苦労でした
でも「〜とかくこの世は住みにくい。」までの冒頭には引き込まれるものを感じました。上手く韻を踏んでて何となくいい感じです(
大分知恵と理解力が足りていない自分にはいささか難解すぎましたが、漱石の芸術論が述べられているということなんでしょうか
ストーリもあってないようなものでしたし…一般的な筋道だった「物語」には当てはまらない小説であったことは確かだと思います
漱石の流麗な言葉のシャワーを浴びるような感覚で読めばよかったのかもしれません。それが正しい読み方であるかはともかくとして