適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

2021年度春クールアニメ総括2

20年モノの冷蔵庫が急に壊れてしまい、中の食べ物がカビてしまってめちゃくちゃ萎えてしまった。この時期に冷蔵庫なしで生活するのは厳しいので週末は電機屋に行かねば…。
…さて、残りの作品も観終わったので少しずつ感想を書いていきます。今期は観終わらずに夏クールに持ち越し、ということはなかったですね。春にしては少なめだったからかな。

さよなら私のクラマー

kaitopoketto.hatenablog.com
アニメ版だけを観ると、群像劇であることが災いして最後までピンぼけした作品だったかな、という印象。回想が多くてテンポもあまり良くなかったですね。
テーマとキャストは悪くなかったけど、この構成なら何かしら勝利がないと、毎回クリーンシートだけ見せられてもな…という感じ。試合の作画もアレだったしなあ。

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

まず、あまりにも倫理観に欠ける設定に戸惑う。周りに主人公を肯定する人しかいないという異常空間が形成されて、これが求められているのか…?と世間との乖離を感じましたね。
この路線なら、いっそ純文学みたいに爛れた肉体関係が展開されるなら清々しかったんだけど、主人公はあの言動で聖人面してるのがちょっと無理だったな。
ツッコミながら観るぶんにはそこそこ楽しめたけど、たまに無意識に「きっしょ…」って独り言が漏れてしまうことはありました。とりあえず兄貴はちゃんと保護しろや。

フルーツバスケット The Final

2クール、2クールとやってきて、なんで最後だけ1クールにしたんだろう?丁寧にしすぎて間延びしている印象はあったけど、そこが旧版との差別化ではなかったのだろうか。
誰かが傷ついて癒やされる…を5クールも毎週観続けて、流石に食傷気味でしたね。物の怪の力による呪いから絆の力で解放される「関係性の物語」っていう骨子は酌んでるつもりなんだけど…。
まあ大地版もテンポとや主演、主題歌は好きだけど、作品自体は合わないな、と思っていたところ、原作も読んで新版も観て、やっぱり合わなかったかな。精神病みたいなキャラが多すぎる。

MARS RED

弱きもの、汝の名はヴァンパイア。原典の「女」と違い、ヴァンパイアは心変わりをするから弱いのではなく、逆に不老で人と生きられないからこそ孤独で弱い存在だ、と。
共存できない人間と吸血鬼の関わりを描く中で、引用されていた『サロメ』や『シラノ』と似た味わいの悲恋エピソードが多く、なかなか味わい深いアニメでしたね。
『ぶらどらぶ』で押井監督が吸血鬼モノについて「人間そっくりなんだけど生態系と価値観が違う者を描くっていうことは、要するに人間の物語になるんです」と答えていたのを思い出しました。

結城友奈は勇者である ちゅるっと!

ソシャゲのショートアニメみたいな位置づけだし特に書くこともなく。しかしキャストが大分豪華でしたね。とりあえずは新作アニメを楽しみに待ちますか。

イジらないで、長瀞さん

個人的には楽しめたんだけど、やはり『からかい上手の高木さん』が絶妙なバランスの上に成り立っていたんだなあ、と思わされました。こっちが先とかそういう話ではなく。
主人公が陰キャムッツリメガネ天パという、結構気持ち悪い存在なだけに、キョドり方に変なリアリティがある。オタクが自己投影しやすいのかもしれないけど、それが透けて見えるのはな…。
アニメで観るぶんにはイジりは許容範囲だったんだけど、多分受け付けない人も多かったのではなかろうか。まあキャスト変更が一番納得いかないけど。そこはイジらないでほしかった。

幼なじみが絶対に負けないラブコメ

久しぶりに作品として成立していないレベルのアニメを観てしまった…。最終回が衝撃的すぎる。3分間男二人が出てきて会話で状況説明って、TVアニメの敗北宣言だろ。原作読めばいいやん。
主人公に魅力が感じられないのは置いておいて(いいのか?)、ヒロイン(だけじゃないけど)の行動原理がおかしすぎて、最早ラブコメではなく異種族の生態観察と化してしまっていた。
「実はこういう意図で~」みたいなことを後出ししてくることが多かったけど、学園モノでキャラクターの心情に寄り添えない時点で観る意味がないし、奇を衒おうとして破綻してましたね。


継続はミュークル、ダイ大、トロプリ、ヒロアカ、マンキン、不滅かな?ビッグタイトルが並んでいるだけあって、6つとも安定して面白いと思います。週に23作品観ていたのかな。

S:灼熱カバディ
A:ゾンビランドサガ リベンジ、キラッとプリ☆チャン
B:Vivy -Fluorite Eye's Song-、擾乱、スーパーカブ異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω、イジらないで、長瀞さん
C:フルーツバスケット The Final、さよなら私のクラマー、やくならマグカップも、転スラ日記、MARS RED、ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
D:戦闘員、派遣します!、結城友奈は勇者である ちゅるっと!
E:幼なじみが絶対に負けないラブコメ


前クールと同じく、完結した17作品をあえて大まかにランク付けするならこんな感じか。話題作をそこまで観てないけど、評判見る限り自分が好きそうな作品は外してないかな。
例によって来期の作品は全然チェックしてないわけですが、春は個人的にあまりピンとこなかったので、夏は精力的に観ていけたらいいかな。例年通りなら数も少なめなはずですし。