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QMA上達法を考える 第2回 ー「足し算」と「引き算」(中編)ー

この連休、特にやることもないので、さっさと続きを書いてしまうことにしました。どうせ仕事が始まったらまた面倒になってしまうだろうから。


kaitopoketto.hatenablog.com


前回、自分は「正解率の向上」を以下のように分解して捉えている、と書きました。


①素で解ける問題 + ②回収して覚えた問題 - ③新しく追加される問題 - ④忘れてしまった問題


①、②を増やし、③、④を減らすようにすれば良い、と。もちろん、言うだけなら誰でもできるので、4つの要素にどのように自分がアプローチしているか、という経験談を書いていきます。

1.「素で解ける問題」を増やす

自分は基本的に愚直に回収して覚えていくタイプのプレイヤーなので、ここにはあまり重きを置いていません(いきなり身も蓋もない)。
ただ、自分はQMAを通して、「興味の範囲を広げ、色々な知識を得て、楽しく人生を過ごす」というのを究極的な目標にしているので、結果的に知識が増えるようには気を配っています。
出題された中で気になった本を読んでみるとか、音楽を聴いてみるとか、食べ物を食べてみるとか、観光地に行ってみるとか。筐体上の文字列で終わらせてしまわない方が生産的でしょう。


あとは、ある程度時事に敏感になることかな。例えば、昨日の東京五輪の開会式を観ていれば、聖火最終ランナーが誰だったか、出演したタレントが誰だったか、日本選手団の旗手は…等々。
絶対に問われるであろうことにはあらかじめ薄くでもアンテナを貼っておくくらいはしておくべき、と思います。丸暗記は面白くない上に抜けやすいですからね。
はっきりした基準はありませんが、「その辺を歩いてる人でも普通に知っているような時事問題」をボロボロ落とすようでは、ザルで水を汲むようなもので、上達は難しいでしょうね。


ただ、これも程度問題で、じゃあアニメを観て漫画を読んでゲームをして、DAZNでスポーツを観戦してドラマを観て音楽を聴いてお笑いを観てアイドルを追いかけて新書を読んで旅行して…
などとやっていては、当然QMAに割く時間は取れない。「素で当たる問題」は増えるかもしれませんが、単に正解率を上げたいならば「遠回り」であり、無駄が多いのは言うまでもない。
自分含め、回収型のプレイヤーは「素の知識」に幻想を抱きがちですが、極論、ひたすら問題を覚えれば、所謂「素養型」のプレイヤーより正解数自体は上回れるので、気にしすぎないのも大事。
実際、総合80%以上あるけど「酸素の元素記号から回収した」なんて友人もいるし。自分も、このゲームを始めた時は料理のさしすせその「そ」はソースだと思っていました(ライ○×・★1)


したがって、この項の自分なりの結論としては


「無理に「素養」を意識する必要はないが、常識レベルの時事はジャンル問わずアンテナを貼っておくべき」


というところでしょうか。あまりに素の知識がなさすぎると、それだけ他のプレイヤーよりスタートラインが後ろになるので効率が悪いし、覚えることも増えますからね。

2.「回収して覚えた問題」を増やす

正解率を上げる、強くなる、というと、一番イメージするのはここなのかな?という気がしています。とにかく多くの問題を覚えること。兎にも角にも、これが一番大事なのは間違いない。
難しい問題でも、2度、3度、と遭遇すると、いつの間にか答えを覚えてしまうものです。「~ですが」と分岐した瞬間に指が勝手に答えを入力してしまった、という経験、誰しもあるのでは。


つまり、予習の段階で「なるべく多くの形式、ジャンルの問題を解く」ことが大事。これも当たり前なようで、意外に中級者でこういう予習の仕方をしている人って少ないのではないでしょうか。
例えば、「アニメ四択を対策したいから、アニメ四択をひたすら予習するぞ!」みたいな。これでは、アニメ四択だけは強くなるかもしれないけど、アニメ連想や、アニメスロットは苦手のまま。
トーナメントや大会で、都合良く対策している形式が出題された時は格上も圧倒できるかもしれませんが、そうでなかった場合は惨敗してしまうかもしれない。当然、正解率も上がってこない。
所謂「ハマれば強い」タイプ。これが悪いとは言いませんが、安定して正解するためには、ある程度「ジェネラリストを目指す」という視点も必要になってきます。茶臼より石臼志向。


例えば、アニメ四択を対策する場合、1日10クレプレーするとしたら、10クレ全てアニメ四択を予習するのではなく、5クレはアニメ四択を予習し、残りは苦手なキーパネの予習に充てる。
部活動で、最初に基礎練習をしてから実戦練習をするようなイメージですね。とにかく、トーナメントや大会(本番)で「全く見たことがない問題」に遭遇する数を少しでも減らす意識が大切。
幸い、今は昔と違い、スペシャリストによる問題集が販売されていたり、サイトに問題がまとめられていたりするので、上手く活用しましょう。人脈で手に入れるのも勿論いいでしょう。
とにかく、バカ正直に1形式ずつ潰すのは恐ろしく効率が悪い上に、3つ目の形式を対策する頃には1つ目を忘れています(経験談)。まず浅く対策してから、少しずつ深堀りする方が早い。


もう一つ、複数形式を予習したほうがいい理由として、「違う形式でも、往々にして同じ事項を問われる」というものがあります。
連想や四択の選択肢にいた選手の名前が、並べ替えやタイピング形式で問われる。どちらかしか予習していないと覚えにくくても、「これ、あの形式でも出ていたな」と思い出せれば答えやすい。
そうやって知識を連関させて、できるだけ省エネで解ける問題数を増やしていく。特に昨今は問題量の増加が大きい上に復活問まであるので、少しでも楽に覚えることを考えるべきでしょう。


ただ、手広くやる、とは言ったものの、自分の武器(手札)についてはこの限りではありません。自分がメインで使う形式の1つ、2つは、できるだけ精度を高めておくべきでしょう。
トーナメントの決勝でも、大会でも必ず4分の1が自選。ここが疎かだと数字も上がらないし勝てない。自選が適当でも他選を捌いて勝てるのは、素養のある一握りの人だけです。


…ややまとまりを欠いてきたのでまとめると、この項の自分なりの結論としては


「1形式を深堀りせず、広く浅く対策する。ただし、自分の武器についてはできる限り精度を高める」


というところかな。長くなったので、残り2つの要素に対するアプローチについてはまたの機会に。