適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

音楽 ★★★★★★★★☆☆

ある夏の日、楽器も触ったこともない不良学生たちが思いつきでバンドを始める。
そして彼らに影響を受けた若者たちをも巻き込み、町に「音楽」が響くのだった。

公開当時、ちょっと話題になっていたので気になっていた作品。上映館が少なすぎて断念したものが、ふと配信されているのに気づいたので観てみました。
あらすじは引用した通りで、不良学生3人がバンドを始めて、なんだかんだで最後に町の小さなフェスで演奏する。ただそれだけ。


始めて合奏した時の、あの感動。それがこのアニメの中に表現されていて、それが今作のほぼ全てではないだろうか。次いで最後のフェスのシーンかな。
調べたらほぼ一人で7年の歳月を費やして4万枚の原画を書いた…とかクレイジーな背景が出てきたけど、ロックへの純粋な気持ちは素直に読み取れたかな。
正直言って絵も拙いし、間延びしてるし、奇を衒った展開もないので、ストーリーを楽しみたい人は観ないほうがいいような気はしますが、これはタイトル通り「音楽」だし。
個人的には、森田君がどんな歌声なのかなと思ったら正統派のフォークで心を奪われました。影の主人公ですね。邦楽史に明るければもっと楽しめたのかもしれない。