都会に出てきたついでに映画を観る。当初は週末に出かける時についでに、と思っていたのですが、レイトショーで観られそうだったので急遽詰め込んでしまった。
特撮にはほぼ触れずに生きてきた自分ですが、一応初代『ウルトラマン』は以前に観たことがあるので、原作との違いとかも楽しめるかな、と期待しながら。
冒頭、『ウルトラマン』が始まると思ったら『ウルトラQ』だったのがまず面白く、一気に引き込まれました。むしろあそこを掘り下げてもっと観たかったくらい。
そこからは見覚えのある怪獣が次々出てきて、アクションシーン多めで見応えがありました。ガボラ戦が単純に観ていて楽しかったですね。
逆に、ザラブやメフィラスは違った面白さがあり。外国…もとい外星の圧力で不平等条約を結んでしまう日本は、皮肉が効いていて面白かったですし。
メフィラスに関してはもうキャラが面白いからズルい。「割り勘でいいか?ウルトラマン」とか言ってくるの面白すぎだろ。
全体的に、ザラブ星人、メフィラス星人、ゼットン…と原作の山場?をいくつも消化したせいで、総集編的というか、駆け足になっているなという印象を受けました。
次々に話が展開していくので飽きない一方で、どこか淡々としているというか…。キャッチコピーの「友情」があまり感じられなかったな、というのが正直な感想ですね。
禍特対の面々も、どうにもキャラが立っていないというか。バディものなのか?と序盤は思ってたけど、2人の絡みが少ないので印象が薄いんですよね。
作品が押し出しているテーマに比して、あまりエモーショナルだと感じられなかったのが一番かも。間違いなく楽しめたんだけど、どこかチグハグ感があって…。
次は仮面ライダーだったかな?ライダーは本当に全く触れていないので思い入れがないけど、タイミングが合えば観に行くかもしれません。合わなければ配信待ちで。