高校二年の吉井裕美は、夏休みを控えたある日、ショーウィンドウに飾ってあったインペリアルトパーズに心惹かれる。
そして、そのトパーズを買うための128,000円を手に入れるため、援助交際を目当てに伝言ダイヤルに電話するが……。
庵野秀明展を観に行ってから、庵野監督の実写作品にも興味が湧いたので観てみることに。
『カレカノ』とか『シュガシュガルーン』とかも観たいとは思ってるんですけどね。気力がどんどん減退してしまっていてよくない。
まず、斬新なカメラワークがとにかく印象的でした。実験的要素も多分にあったのかな?
『月はどっちに出ている』を観た時に似たようなことを思いましたが、今観るとあの年代の東京を切り取った記録映画としての側面も秀逸。当時こんなんだったんだな。
援交相手の男はちょっと異常な気持ち悪さがあって、これがリアルなのかも…と思わされますね。流石にビデオ屋で射精して手のひらに精子ぶちまけられるのはキモすぎでしたが。
異常者が次々出てくるせいで謎の緊張感があって目が離せなかったし、意外に楽しめた作品でした。あと、友人の女子高生役で出演している仲間由紀恵の存在感が抜群すぎて面白い。