火曜23時という、そろそろ寝る準備をして明日に備えようかな…という時に、リラックスしながら聴くにはとても良い時間帯であることもプラスポイント。
障害を持つ女の子との恋愛、という無意識のバイアスで作品を観てしまっていたれけど、実際は大学生の若気の至りとも言うべき、普通の恋愛模様でしかなかった。面白い構成だと思いました。
村岡組の組員となった山中と、村岡の姪である靖子との身分違い(?)の悲恋がメインになっており、さながらヤクザ版『ロミオとジュリエット』でしたね。
制作陣がヒット作をよく研究していることは伝わってくるのですが、それ故に予想を越えてこない(作画は本当にすごかったけど)と感じてしまいました。
劇団を解散する、しない、というストーリーは、このご時世だからこそというか、制作者の叫びや想いが込められているように感じました。
『アメイジング・キャッスル』は、今日も楽しそうにデビデビされていたので満足でした。
母と三女がどこの家でも疎まれる…という筋書き、あの『東京物語』と似てますね。ある意味、原型といえる作品なのかもしれません。
「土曜日の実験室ー!」のところとか、特撮がやたらチープなのは多分狙ってのことなんだろうけど、主役の2人の素朴な演技(オブラート)も手伝って、作品全体から純朴さを感じました。
今観ると時代錯誤ではありますが、父と子の間の黙示的な信頼関係がとても心地良かったですね。
普段買ってまで食べようとは思わないけど、好きなものがいいよなあ、と思ってリストを眺めた結果、蟹とみかんになりました。