適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選

aninado.com

ルール
・2022年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
・集計対象は2022年中に公開されたものとします。


参加は今年で8回目になるのかな?今年は週末時点で完全ノータッチ。今日ようやく仕事を納めたけど、明日の朝には帰省してしまうので、急いで書き上げました。
例年通り、観た時のインパクト重視で10話分選んでみました。上半期は「今年10話も選べるかな…」と心配していたけど、終わってみれば10以上候補が出てきましたね。
大体放送順に並べているつもりですが、細かいところは前後があるかもしれません。地方民ゆえ配信で観ているので、実際、地上波ではどれが早いのかよく分かってない。

1.『からかい上手の高木さん3』 第2話 「気配」「続・気配」「持ち物検査」「図書委員」「夕日」


© S.Y,S/TKG 2022


『高木さん』シリーズ、「2人の甘酸っぱい関係を描く」というゴールは同じでも、そこに至るまでのバリエーションが実に多彩なので、観ていて飽きないんですよね。
冒頭の「気配」は、通学時に西方の後をこっそりつけて驚かそうとする高木さん、というシチュエーションなのですが、セリフが一切ないサイレント風の演出が特徴。
コミカルなBGMも含め、まるで『トムとジェリー』。演出の面白さが印象的でした。「続・気配」で、この演出がまだ続くのか…?という緊張感を打ち破るミナまで含めて面白い。

2.『ワッチャプリマジ!』 第20話 空前絶後の!みるきあざとい裁判だお!


© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PM製作委員会


エキシビションのセンターになるため、ドジっ子を演じてみたり、市販のクッキーを手作りと偽って配ったり、あざとさにあざとさを重ねるみるき。その小細工がバレて逮捕からの裁判(!?)。
Aパートは完全にギャグ回だろwと笑いながら観ていたら、みるきの出自が明かされ、可愛くなるために手段を選ばないことこそがみるきのアイデンティティだ、と主張。
『プリパラ』『プリチャン』と違い、一定の人しかなれない、という設定のプリマジスタに、容姿にコンプレックスがある設定のキャラを出してきたのは、親しみが持てるポイントですね。
笑いと感動のバランスが絶妙な、『プリティー』シリーズらしいエピソードだと思います。…振り返ってみると、この頃はまだ『プリマジ』が迷走していなかった頃ですかね…。

3.『TIGER & BUNNY 2』 第7話 Out of the mouths of babes oft times come gems.(赤子の口から宝石)


能力が1分しか維持できなくなってもヒーローを続ける虎徹。それだけヒーローに誇りを持っている彼が、「自分もヒーローになりたい」と言い出した娘の楓に反対してしまう。
ヒーローは危険な職業だから、と諦めさせたい虎徹に「自分もヒーローのくせに、娘になってほしくない仕事してるの!?」と詰め寄る楓。上手く言語化できずに悩む虎徹
ここで提起された「ヒーローとはどんな仕事なのか?」という問題に、『2』シーズン2の最終話に答えを出してくれて嬉しい。続編における大きな鍵となった、味わい深いエピソード。

4.『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』 第5話 「藤原千花は刻みたい」「早坂愛は話したい」「四条眞妃は頼りたい」


©赤坂アカ集英社かぐや様は告らせたい製作委員会


所謂「ラップ回」。話が面白いエピソードは他にいくつもあるけど、インパクトならこのエピソードが一番かな。エンディングまでラップの特別仕様でしたし。
ふざけているようで、「気持ちを伝える」という今作の肝となる点をテーマにしているのも侮れない。公園をターンテーブルに見立てるセンスも好きです。

5.『アオアシ』 第5話 オレンジ色の景色


©小林有吾小学館/「アオアシ」製作委員会


作品単位で2022年で一番ハマったアニメは『アオアシ』と数日前に書いたのですが、その中でも、ハマったきっかけとなったエピソードが5話だったので。
Bパート、エスペリオンユースのセレクションに合格し、仲間に見送られながら上京する葦人が、電車の中で母・紀子からの手紙を読む感動シーン。
普段、アニメを観て泣くことってほとんどないんですが、このエピソードは今年唯一泣きました。今これを書くために観直してたらまた涙出てきた。

6.『サマータイムレンダ』 第15話 ライツ カメラ アクション


©田中靖規/集英社サマータイムレンダ製作委員会


和歌山弁懐かしいなー、くらいで観始めたら存外面白かった作品。ループものからバトルアニメ(?)への転換点として、15話はかなり記憶に残っているエピソードです。
窮地に陥ってからの、影との総力戦。もちろん作画もすごかったけど、観返してみると、影澪の捕獲とかシデの正体とか、ストーリー上でもかなり鍵になってましたね。

7.『可愛いだけじゃない式守さん』 第8話 文化祭II


©︎真木蛍五・講談社/式守さん製作委員会


1話冒頭から既に付き合っている和泉くんと式守さんのイチャラブを描いた学園アニメ。作品に対する正直な感想は「目新しさもないし、ちょっと退屈かも…」と、あまり芳しくなかった。
ただ、和泉くんに想いを寄せるも、恋人がいると知り、身を引いた狼谷さんを描いた文化祭後編は、冒頭の童話風演出も相まって、他の話数とは雰囲気が違い、とても印象的でした。
1クール通して甘々ラブコメだった今作の中で、悲恋を描いた8話は、例えるなら甘いスイカに加えられたひとつまみの塩。「話数単位10選」企画の趣旨に合うかなと。

8.『神クズ☆アイドル』 STAGE.10


©いそふらぼん肘樹・一迅社/「神クズ☆アイドル」製作委員会


前話の時点で総集編のような回想シーンが多用されていた上に、この最終話も、冒頭から背景が真っ白なスタッフクレジットで始まる。更にほぼ全編がCGライブ。
「低予算なんだろうな…」と思わされるというか、コロナ禍での制作事情の厳しさが思いやられるというか…。他にも、今年は放送延期作品多かったですよね。最終回が年をまたぐとか。
映像自体のクオリティが高いとは言えないけれど、今までZINGSオタクの3人を通してZINGSの推し活を追体験してきたおかげで、2周年ライブを配信で観ているような感覚になれました。
自分も声優オタクの端くれをやっているからこそ、3人の気持ちが分かるし、「推し活」の魅力を改めて認識した1話。「作画が良いだけが面白いアニメの条件ではない」と思わされた作品。

9.『よふかしのうた』 第12夜 今日ウチ親いないんだ


Ⓒ2022コトヤマ小学館/「よふかしのうた」製作委員会


吸血鬼が血を吸わないと生き残れない、という現実を改めて認識し、揺らぐコウ。そしてナズナがコウに語った「どうして夜を楽しいと感じたんだと思う?」という話にハッとしました。
つまり、夜が非日常だから楽しいと感じたのであって、夜が日常になれば、刺激もなくなってしまう。中学生が抱く「夜」への憧れは、つまるところ、未知への憧れであったのではないかと。
主題歌にも「手取り足取り全ての新しい姿形にその香り」とあるように、思春期には「夜」に憧れ、親が寝静まったリビングで深夜番組を観ていた時代もあったなあ、と。
今ではなんでもなくなった*1「よふかし」を、楽しんでいた10代の頃のワクワク感を思い出させてくれる作品でした。どの話数にも「夜」の魅力が詰まっている。

10.『ぼっち・ざ・ろっく!』 第5話 飛べない魚


©はまじあき/芳文社アニプレックス


ひだまりスケッチ』から15年以上続くきららアニメの歴史の中で、もしかしたら一番面白いのでは!?と思わされた『ぼざろ』。オタクはすぐ昔の作品の記憶をなくす。
5話、8話、12話の中からどれを選出するかで悩みましたが、演奏シーンと、特にサビでギアをあげるぼっちを観て、「とんでもないアニメだな…」と気づいたのが5話なので。
加えて、そのあとの実写ダムの演出がツボに入って深夜に爆笑してしまったのもポイント高い。女の子が可愛いだけじゃない、ギャグで笑えるきららアニメって結構貴重なんですよね。

次点(入れるか迷ったエピソード)

・『シャインポスト』 第4話  玉城杏夏は《目立たない》
・『恋愛フロップス』 第7話 延長料金とられんぞ
・『ぼっち・ざ・ろっく!』 第8話 ぼっち・ざ・ろっく!
・『僕のヒーローアカデミア』 第124話 ダビダンス
・『ヤマノススメ 』 第12話 行こう!新しい頂きへ
・『ぼっち・ざ・ろっく!』 第12話 君に朝が降る

総括

冬クール2話、春クール3話、夏クール4話、秋クール1話。今年は夏に偏ったかな?単純に夏クールは他クールに比べてアニメ視聴本数が多かった影響かも。
秋クールのアニメが琴線に触れなかったわけでは全くなく、むしろ満遍なく面白いので1話が選びにくい、という作品が多かったですね。毎年これは悩ましい問題。
というか、候補に挙げていたけど外したアニメってほとんど秋クールだし、選出時点では秋クールが多くなるかも?とすら思ってたんですよね。
最後に、これも毎年書いていますが、来年も面白い作品に巡り合えますように。そして、他の方々の記事を読むのが楽しみです。新しい発見があって面白いんですよね。

*1:なんなら、加齢で逆に早寝にすらなっている

2022年ヒロイン10選

ここ数年、年末年始と年度末・年度始以外だけ忙しい部署から動けないせいで、4月ぶりの繁忙期に体がついていけない。ブログも一ヶ月放置してるし、この2日こそは。
コロナと寒波の影響で、忘年会という名目の部署の食事会が中止になったので、ようやく時間が取れました。しかし、北国でもないのに氷点下だったし、今日の天気バグってるだろ…。

ルール

・2022年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1人。
・順位は付けない。
・過去に一度選んだキャラは選定対象外とする。


さて、勝手に選んで今年で7回目らしい。7年もこんなことやってるの、もしかしたら少しヤバいかもしれないけど多分気のせい。どうせならあと3年やるか。
令和になってはや4年、流石に「萌え」が死語なので、若干表記は変えましたが、つまりは好きな女性キャラクターを10人挙げていくだけの企画。
それにしても、再選出しない縛りにしたせいで、高木さんもかすみんもかぐやも水原も選べないという。ヒット作の続編放送されすぎ問題。大体放送開始順です。

1.『であいもん』雪平一果


©RIN ASANO/緑松

間違いなく春クールにおける独身男性の癒し枠だった小学生女子。別にロリコンではないですが。
心地よい京都弁と、塩対応の加減がとても良かったですね。演者が気になって調べたけど、自分が観ている中では他に『不徳のギルド』のレスミスしかメインキャラいないっぽい…。

2.『TIGER & BUNNY 2』鏑木楓

いつの間にか作品のキーパーソンになっていた小学生女子。別にロリコンではないですが。
「ヒーローとは何ぞや」というテーマに向き合うきっかけとなったという点において、間違いなく作品に欠かせないキャラでしょう。加えて声も良いし。

3.『恋は世界征服のあとで』禍原デス美


©野田宏・若松卓宏・講談社/恋せか製作委員会

最初は絶対『エグゼロス』みたいなしょうもない作品だろ…という偏見があったのですが、気づけば毎週欠かさずTVerで追っていた。『サマータイムレンダ』もですが、便利ですね。
デス美が魅力的でないと成立しない作品なだけに、シンプルに可愛いキャラだったのでかなり印象的でした。単純な可愛さなら2022年で1番だったかも、とすら思ってしまう。

4.『アオアシ』一条花


©小林有吾小学館/「アオアシ」製作委員会

個人的な2022年のベストアニメは『アオアシ』かなと思っています。ただでさえ激アツなサッカーを楽しめるのに、ヒロインまで魅力的って。
後期、何気なく観ていた『カラー・リリィの恋文』のエンディング映像と歌詞が、花視点だと気づいた時の衝撃たるや。最終話、素晴らしかったですね。

5.『カッコウの許嫁』海野幸


©吉河美希講談社カッコウの許嫁製作委員会

正直、幸のために2クール観たと言っても過言ではない。ツンデレというバフは妹属性というデバフにも勝る。アニメはラブコメとして成立してなかった気がしますが。
妹キャラに惹かれることは滅多にないので、理由を考えているうちにブログ記事になってしまった。我ながら何をしているのか…。
kaitopoketto.hatenablog.com

6.『よふかしのうた』七草ナズナ

もちろん、作品そのものもすごく良かったのですが、ナズナちゃんの魅力によるところも結構あるように思いますね。
一見軽薄なようで、実はそうではない。「夜」という時間の魅力を擬人化したようなヒロインだったかと。天さん、清楚系よりむしろこういう変わったキャラ演じてる方が好きだなあ。

7.『継母の連れ子が元カノだった』伊理戸結女


© 紙城境介・KADOKAWA/連れカノ製作委員会

ラノベ特有のクサい言い回しをそのままに、ラノベ特有のあり得ない展開でproject No.9がお送りする、典型的ラノベアニメのヒロイン。
全く話題になっていなかったけど、毎週欠かさずABEMAでリアルタイム配信を観てしまった。丁度良い配信時間だったのもありますが。
今年のちゃんりな、無口系かロリ系の2択なイメージだったので、こういうツンデレ系は新鮮だったけど、正直全然アリですね。

8.『組長娘と世話係』桜樹八重花

世間で人気のアーニャもですが、最近弱者男性の代償行為のような幼女ヒロインが目立つ気がする…。みんな、疲れてるのかもしれないですね。
この作品、人情モノとしては中途半端な上に動画配信回みたいな謎エピソードもありましたが、八重花ちゃんの愛らしさで欠点を補っていたような印象。

9.『不徳のギルド』トキシッコ・ダナー


©河添太一/SQUARE ENIX・「不徳のギルド」製作委員会

規制が入るタイプのお色気アニメ、普段はほとんど観ないのですが、久しぶりに完走したのが不徳のギルド。「ひたむき」という言葉のミーム汚染が深刻。
正直、奇乳もロリも男の娘も好みではないので、ヒロインズの中ではトキシッコが一番だったかな。無気力毒舌系キャラ、10代の頃は今よりもっと好きだった気がする。

10.『ぼっち・ざ・ろっく!』伊地知虹夏


©はまじあき/芳文社アニプレックス

ひだまりスケッチ』から15年、きららアニメは9割視聴している気がするのですが、今作、きららアニメ史上トップクラスの面白さかもしれない…。
結束バンドの4人の中では、圧倒的に虹夏ですね。天真爛漫さの中に見え隠れする毒が最高。というか引用した画像のシーンとか顕著だけど、絶対制作スタッフに虹夏ファンいるだろ。

まとめ

冬クール0人、春クール5人、夏クール3人、秋クール2人。今年は春夏に偏ってしまった。何故か小学生が3人いるし。
冬の人気作だった『着せ恋』『明日ちゃん』がそこまで琴線に触れなかったのが大きいのかも。作品の出来と好みは違う、ということですね。来期も素敵なキャラに出会えますように。

かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない- ★★★★★★★★★☆

秀知院学園の生徒会で出会った
副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行。
2人の天才は長きにわたる恋愛頭脳戦の末、
お互いの気持ちを伝え合い、“奉心祭”で初めてのキスをした。


しかし未だ明確な告白には至っておらず、
恋人同士になるかと思われた2人の関係性は曖昧なまま、
お互いをより強く意識して、クリスマスを迎えることに。


“完璧でありたい”白銀と、
“完璧じゃない”所こそを求めるかぐや。
これは天才たちによる、いたって“普通な”恋の物語。


ファーストキッスは終わらない。

ワクチン3回接種を条件に、12~1月の映画観賞券5回が6,000円、というものを購入したので、まずは『かぐ告』の映画から。
衝動買いしたものの、年末にスラムダンク、年始にアイカツは観るとして、残り2回何か観ないといけないんですよね。どうしようかな?


朝1の回を予約したので例によって始発。最初の30分は意識高くビジネス書を耳読していたけど、途中で諦めて長縄まりあASMRに切り替えて寝ました。
客層は予想通りというか、ほぼほぼ男性だったような?まあ、女性声優のトークイベントよりはマシな男女比だったと思いますけど。
やたら混んでると思ったら、アバターの新作が公開されてたからだったんですね。入っていく時に大体年齢層でアバターかかぐ告かは分かりましたが。



特典の色紙が思ったよりデカくて驚いたので、思わず友人にLINEで画像を送ったら辛辣な返答。まあ、拙者はオタクではござらんので関係ないですが。
もう一つの特典のシールは藤原書記とミコでした。シークレット2種って結局何だったんだろう?アナザーかぐやとかかな?


序盤からかぐやと早坂が「セックス」を連呼する展開に困惑。「あれ、PG12区分とかだったっけ?」と思ってしまいました。普通にGでした。
というか、何か既視感あるなと思ってたけど、「カミーユ精神崩壊シリーズ」ですね…(思春期にニコニコ動画黎明期を通った世代並感)
それは置いといて、コメディ要素は健在で、映画でもなぜかあったアイキャッチ的演出等々で笑いそうになることもしばしば。ノリが肌に合ってるのかな。


ストーリーは普通に3期の続きで、文化祭の最後にキスした二人の後日談から。記憶なかったけど、アレってディープキスだったのか…。
つばめ先輩のパーティ、藤原家でのクリスマスと正月をミックスした謎イベ…とサブキャラクターの出番もそこそこありつつ、主眼は2人のラブコメ
というか、もっと言うと、全編通してかぐやの色々な人格が入れ代わり立ち代わりするので、体感、7割方古賀葵劇場、と言った印象でした。声優ってすごいな。


今作のテーマは「長所も短所も全て知った上で好きになりたい」かぐやと、「成績しか長所がないと思い込んでいるからこそ短所を見せたくない」御行との駆け引き。
「お互いの短所も含めて愛せる」というのは、それこそ”ウルトラロマンティック”な理想形ですが、ティーンのラブコメらしい純愛だし、綺麗なハッピーエンドだったかな。
ただ、よく考えたらこの2人、お互いが短所だと思っているところが、もう一方の好きになった理由なわけで、短所すなわち長所なんですけどね。アオハルかよ。


そんな感じで、ラブもコメディも堪能できた90分でした。流石にこの歳になると高校生の純愛が若干キツくなってきた気もしますが、気にしないふりでいきたい。

TIGER & BUNNY 2 ★★★★★★★★★☆

ようやく重い腰を上げて課金する気になったので、2のシーズン2(わかりにくい)を観終えました。やっぱりNetflix独占ってどうかと思いますね。
なんだかんだで、決まった曜日に1話ずつ配信されている方が観やすいし、一気観してしまうとその分印象にも残りにくい気がして。
もう10年以上、アニメ視聴で人とコミュニケーションすることはほぼないとはいえ、この形式だとあまり話題にならないから寂しいですし。
個人的には、使いにくすぎるUIもかなりマイナスポイント。アマプラやネトフリはバンダイチャンネルとかdアニメストアを見習ってほしい…。


最終話のラスト、完全に『タイバニ』が終わってしまったな、という終わり方だったので感慨深いですね。もちろん、次世代を主人公にするとかはアリなんでしょうけど。
ただ、タイガーとバーナビーのお話としてはここで完結、ということなので、実質的にはまあ完結でしょう。足掛け12年間、お疲れ様でした、という感じ。


さて、『2』ですが、全体的に観ればまあ堅いというか。新キャラの紹介もしつつ、新たな敵にヒーロー皆で立ち向かっていく。一気に観てしまうレベルのクオリティではありました。
…ですが、全体的に敵も味方も新キャラが魅力に乏しかったなあ、と。白黒コンビもキャットも正直…。それ以上に、今シーズンは敵キャラがちょっとなあ。
フガンとムガンは「ダメージ反射」「ワープ」がチート能力すぎる。こんなポッと出に終始苦戦する様子を観せられるのは、あまりスカっとしなかったですね。
後半のグレゴリーなんてもう完全に小者な上に、相手を暴走させるだけ。シガニーにしたって憑依とか…とにかく、バトルシーンを観ていてテンションが上がらなかったなあ。
一方で、ルナティックとの共闘はアツい展開だと思ったので、結局、1期から出ているキャラは魅力的だけど…ということなんでしょうね。


とはいうものの、『2』は明確に評価できるところがあると思っていて。それが「ヒーローとは何か」という問いに、虎徹なりの答えを出したことですね。
虎徹が「困っている人がいたら、自分を顧みず前に立っていけるか」と結論付けたということは、ヒーロー活動はできなくても、ヒーローのワイルドタイガーは終わらないわけで。
似たようなテーマを扱っている『ヒロアカ』も、この辺に踏み込んでくると面白くなっていくので、ヒーローモノの醍醐味って、この辺にあるのかもしれないですね。

転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編(+舞台挨拶) ★★★★★★★☆☆☆


KPF…というか、高田憂希凱旋イベントのついでに映画観るか、ということで転スラ。なぜか舞台挨拶つきの回が通常と料金同じだったので、それなら舞台挨拶つきにしよう、ということで。
勝手に若者人気の作品だと思ってましたが、割と年齢層高くて驚き。舞台挨拶だから前方は声優ファンが埋めてたかもしれんけど、後方もあまり学生はいなかったような。



小倉駅周辺で食べたことのない店を開拓するべく、お昼は井筒屋の裏の「lolo」へ。ハンバーグ&エビカツ定食を注文。
結構な時間並んだ上に、注文してから焼き始めるのでトータルでは結構待ったけど、美味しかったですね。ハンバーグ屋にしてはかなりお洒落な内装でした。
同じく小倉でハンバーグが食べられる「ラルコーン」より繊細な味。ただ、多少美味しくても待ちが少ないラルコーンの方がトータルのコスパはいいかも…。
安定択の資さんうどんから、天ぷら、ラーメン、ハンバーグ、海鮮丼、カレー等々、数年通っているうちに結構選択肢が広がったかも。来月は何食べようかな?


原作者監修のオリジナルストーリーで、小国ラージャの王女・トワと、ベニマルたちの兄貴分であり、オーガの里の生き残りであるヒイロを軸に、リムル一行が活躍するお話。
冒頭は暗いところで知らない奴らが斬り合ってて「誰やねんこいつら…」だったので、テンペストの描写でいつもの面々が出てきた時にちょっと安心しました。


本編全体に関して言えば、アニメの時系列から地続きの話なので、魔王になったリムルが強すぎて、バトル展開の緊張感がまるでないのがマイナスに作用していたかなと。
転スラの魅力の要素に「国作り、外交」があると思うのですが、描写はあったけど劇場映えし辛い。最後に悪魔をベルゼビュートで秒で消滅させたのは笑いそうになりました。
強すぎる主人公自体がオチになる『ワンパンマン』とかはそれを含めて面白いけど、一応ストーリー中で暗躍していたキャラを一撃で屠ってしまうのは盛り上がらないですよね。
ただ、戦闘の結末はともかく、劇場版なだけあって臨場感はあったので、オチが弱いからダメ、というわけでもないのですが。福本莉子も、ゲスト声優って感じ(オブラート)でしたね…。


あと、ヒイロがカースオーブの代償で消滅→トワの魔法で復活→トワが魔法の代償で消滅→ヴィオレの計らいで復活 というご都合主義全開の復活ラッシュは流石に反応に困った。
変な奇跡の力とかではなく、作中では一応理屈はついていたので納得はしたけど、数分の間に死んだり生き返ったりするのは半分ギャグだろ。これが作風だとは思いますけど。


舞台挨拶は主演の岡咲さん、主題歌のMindaRynさん、杉本プロデューサーの3人。印象的なシーンとか、制作のエピソードとかが聞けたので、これで普通の映画と同じ料金はアド。
プロデューサーも「リムルが強すぎるので、起承転結を作るのに苦労した」と仰っていて、やっぱり作る側は苦労するんだな、と。異世界転生、最強すぎるのも考えものですね。


最後に、ミリムの出番が少なかったのが残念でした。いや、ポスターの声優一覧にもなかったから、最悪出ないまであるのか?とは思っていたけど、出番数分しかないやん…。
数少ない出番の中では安定のミリムだったけど、バランスブレイカーだから出しにくいとはいえ、もうちょっと出番作ってほしかったな。ちゃんりな成分が足りない。

すずめの戸締まり ★★★★★★★★★☆

九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。
ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。
しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。
何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった―――

不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。


ネタバレを踏まないようにネットの海を彷徨うのが面倒なので、ライブ翌日の休みを利用して早めに観に行くことに。平日朝だったけど、そこそこ人いましたね。
地震がちょっと出てくるらしい?くらいの前情報は持っていたのですが、これだけガッツリ地震が関わってくるのは予想外でした。
一応自分も阪神淡路大震災は被災しているので、「神戸で地震とかシャレにならんやろ」とか思ってたら、そもそも東日本大震災がモチーフだったという。


宮崎から愛媛、神戸、東京、宮城と、転々としていくロードムービーとしては面白かったです。ご都合主義ではあったけど、それは言っても仕方ないし。
鈴芽が草太に惹かれた理由が謎だったので、勢いすげえな…と思っていましたが、一応、過去のエピソードが最後に語られたから納得…なのか?
昔の新海作品特有の気持ち悪さはかなり抑えめでしたが、椅子になって女子高生に座られる、というところはちょっと片鱗出てましたね。拘りなのかな。


特典の小冊子を読んだ限り、監督も賛否両論は覚悟の上だったらしいのですが、東日本大震災を直接経験していない自分ですら、後半は胸が苦しくなりましたね。
実際の被災者は結構キツかったんじゃないかと想像するわけですが、どうなんだろう。勝手に想像できることではないのはもちろん承知の上ですが。
天災を人の行いによって起こるもの、としているのも結構チャレンジングだし、忘れることで悲しみを乗り越えろ、という結論も難消化性。難しい作品でしたね…。



食べ終わった後は友人とカツカレー。普段カツカレーって食べないけど、美味しかったですね。川崎にこんなお店あるんだな。
旅行割クーポンは職場のお土産に使ったのですが、ライブに行ったって言ったら「ラブライブですか?」とか言われてキレました。拙者オタクではござらんので。

2022年度秋クールアニメ新番組

放送開始して1ヶ月ほど経っているけど、ひとまずチェックした新番組について短文感想を残しておきます。
前期はコロナの影響なのか放送終了が10月にずれ込んだ作品が多くて、ほとんどの新番組を観始めてから夏クールが全て最終回を迎えていたような印象。

ハーレムきゃんぷっ!

適当に再生してたので僧侶枠のエロアニメだと気づいていなかった。修正ありのエロアニメを観るのはあまり気が進まないんですよね。話が面白いならともかく。
それにしても、ロゴの色を大ヒットした某キャンプアニメに寄せてあるのはちょっと小賢しいですね。

転生したら剣でした

あまり得意ではない、パラメータが出てくるタイプの異世界転生ファンタジー
剣に転生するっていうのはちょっと新しい気はしますが、1話で特に惹かれなかったので観ることはなさそう。

うちの師匠はしっぽがない

タヌキとキツネの落語モノ。つまらなくはなさそうだったけど、落語アニメは既に名作があるので無意識に比べてしまうなあ。
そういえば、このタイプのM・A・Oさんの声は聴き分けられるようになったかもしれない。ダメ絶対音感泣かせの声優だと思ってたけど、自分の耳が衰えただけ?

僕のヒーローアカデミア 第6期

安定の面白さ。まあ、クラス対抗戦とかですら面白いんだから全面戦争が面白くないわけがないのですが。
ジャンプで育っていないゆえ、どうしてもジャンプ作品には世間一般ほどハマれないのですが、ヒロアカは敵味方問わず、キャラを掘ってくれるから好きです。

宇崎ちゃんは遊びたい!ω

安定のラブコメ枠。今期はこういう作品が少なくて寂しい。あと、やっぱり大空直美さんの声は最高ですね。
確か本誌ではもう付き合ってるんでしたっけ?この作品、付き合ったらもうおしまいだと思うんだけど、アニメでもそこで終わらせるのかな?

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

追放系が流行りなのか、それすらももう一昔前の流行りなのか…。ロゴの配色、何かを思い出すと思ったら『仙狐さん』に似てない?
あおしま脚本なので合う可能性はあるけど、1話を観た限りは惹かれなかったのでスルーでいいかな。面白ければ話題になるでしょう。

農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。

農民関連のスキル?を上げてたらなんか王女の目に留まって…みたいなストーリー。
調べたら原作は数年前に連載終了してるのになぜ今更アニメ化?コミカライズの人気が出たとかなのかな。

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

悪役令嬢っていう概念もここ数年の流行りなんでしょうか。『はめふら』を最初に観た時は割と新鮮だったのですが…。
転生モノの中ではまだ観られそうではあったけど、かといって積極的に観たいかというと、そこまでは惹かれず。

SPY×FAMILY

最近出かけることも減り、土曜の夜は大体家にいるので、とりあえず続きを観ている感じ。実はイマイチ何がここまで人気なのか分かってないですが。
それにしても、BUMP OF CHICKENがこんな朝ドラや人気アニメの主題歌を歌うようになるとは、中学時代にハマっていた頃は思いもしなかったですね…。

後宮の烏

中華風王宮モノ。1話を観た時は面白そう!と思ったけど、1ヶ月観た感じ、思っていたよりスケールが小さそうなのと、キャラクターの名前が本当に覚えられないのと…。
寿雪が設定の割に生娘っぽいのが少女漫画っぽくてちょっと違和感。女王蜂の主題歌は良いと思ったんですが。まあこれも評判になったら後追いかな。

ポプテピピック 第二シリーズ

コメントと一緒に観るか、実況を眺めながら複数人で観るから面白いのであって、アマプラ独占配信を一人で観ていても…という微妙な気持ちになる作品。自分の中で旬が過ぎてる感。
声優当てクイズとして楽しもうにも、自分が最近の声優に疎いせいで聴いてもあまり分からない。この前、なぜかバリをイジってたのは笑いましたが、それなら桑島さんとかに出てほしかったw

機動戦士ガンダム 水星の魔女

若年層向けガンダム、とか制作コンセプトにあるらしいけど、今のところ普通に平成世代の自分が観ても面白い。アナザーなんて何しても面白ければ勝ちですからね。
求婚されたり、ガチで殴り合ってたり、はたまた強化人間が出てきたりと、毎週目が離せないですね。友人に教えてもらった原作小説(?)を読んでからだと、OPの歌詞も味わい深い。

新米錬金術師の店舗経営

1話観た限りだとあまり惹かれなかったのでそれきりだったけど、今観たら博史池畠監督だけじゃなくて兵頭一歩、福田裕子と『プリチャン』スタッフが結構関わってるんですね。
2話以降で化けてる可能性もあるし、ちょっと追いついてみてもいいかもしれない。明日は有給消化で休みでヒマだし、ちょっと観てみようかな?

ヤマノススメ Next Summit

今週までは3期までのサイドストーリーで復習するみたいなコンセプトらしく、あまり真新しさがなく。そもそもなぜ今更4期を…?ひとまず来週以降に期待。
4話のエピソードは3期のサイドストーリーだったので、急にあおいとひなたがギスりだし、百合成分が濃厚になってビビった当時を思い出しました。

ヒューマンバグ大学

死刑から生還した男の話だったけど、DLEのアニメって30分枠で観るとダレるんですよね…。
あと、何故かアマプラ独占配信なのも面倒。…まあ、『ポプテピピック』もアマプラでわざわざ観たいかというと結構ギリギリのレベルなんですけど。

陰の実力者になりたくて!

1話から転生前のエピソードをガッツリやるのは最近珍しいなと思ったけど、陰キャの妄想全開みたいな展開で観てて恥ずかしくなるレベルでした。
dアニメストアのランキングだと今作が今期の中でもかなり人気っぽいし、流行りに完全に乗り遅れてるのかもしれないけど、そんな面白いのかな…?

不徳のギルド

筆安構成、金子ひらくキャラデザということで、バカエロアニメ枠として楽しめるかも?と。今期は観る作品が少なめなので、これくらいなら追ってもいいかな。
せっかくなので1週待って修正薄めの方を観ようかな?それにしても、大久保瑠美さん、ギルドの受付嬢演じ過ぎじゃないですか?受付嬢声優?

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-

ここ数年ちらほら見かける、おっさんの趣味を女子高生にやらせる系アニメ。「ゆあせるふ」が名前って、トンデモネーミングセンスすぎるだろ。
3話くらいまで観てみたけど、あまりDIYの魅力が伝わってこないのが厳しい。幼馴染が加入するまで観ようかと思ってたけど、掴みが弱いんだよな…。

虫かぶり姫

タイトルからラブライブグソクムシみたいなのを想像してたら全然違った。毎週ゲロ甘展開が続いていて、砂糖菓子みたいなアニメですね。
2話くらいで「いい最終回だった」みたいなまとまり方をしてしまったせいで、これから年末までどうやって話が展開していくのか逆に気になる。

アキバ冥途戦争

なんでもありな破天荒アニメ。1ヶ月観たけどやっぱり訳が分からん。メイドのガワを被ってるけど、ヤクザモノとして観たらいいのかな?
先が全く予測できないので面白いけど、割と評価に困る作品な気がしています。まあ、総合的に判断したら観る選択肢しかないわけですが。

メガトン級ムサシ シーズン2

1期から変わらぬ王道ロボットアニメで面白い割にはあまり話題になっていないような。キャラデザの問題なのかな?
ムサシのビジュアルがオモチャっぽくてあまり格好良くないからなのかな?中身は結構ハードなんですけどね。アーシェム姫の一層の活躍に期待。

令和のデ・ジ・キャラット

主題歌が奥井雅美のアニメとか10年くらいに観てなかった気がする。令和の、とか銘打ってるのに平成感がすごい。
サエキトモさんの声とか、本当にGA以来に聴いたかも…。毎週懐かしさに浸る数分間です。

PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL

1期は一応観てたけど、2期はもういいかな…。子供にはウケてるらしいんだけどよくわからない。年末に姪が観ているかどうか聞いてみようかな?

ぼっち・ざ・ろっく!

きらら系女子高生バンドアニメとかいう、10年以上前に流行ったような…と思いながら観始めたけど、存外面白くていい意味のサプライズ。
ボケとツッコミの割合が程よく、かといって話が全く展開しないわけでもない。ここ数年、きらら枠はどうにも肌に合わなかったのですが、久々にヒットかも。

ブルーロック

サイドバックが主人公の『アオアシ』と対象的な、フォワードを主人公にしたサッカーアニメ。
室内なので広さが感じられないのがちょっと気になるけど、今のところは面白そう。しかし300人とか、風呂敷広げすぎてる気がするけど畳めるのかな?

夫婦以上、恋人未満。

最近流行りの(?)実は初心なギャルヒロインと同棲する。あとは『恋と嘘』と『とらドラ!』を混ぜたような設定。
今のところ、主人公にカースト下位陰キャ感が感じられないので、この設定いる?とは思いますが。

ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extra

謎の2期、サブタイトルは略して「SEx」らしい。中学生かな?
ピーターのハーレムが更に拡大してて面白いし、15分枠なのも丁度良い。ピグリットがお気に入りなので、2期は出番多いと嬉しいのですが。

BLEACH 千年血戦篇

あらすじすらなくて、完全に既存ファン向けだったので今更観ても仕方なさそうな感じでした。2話まで観た感じ力は入ってそうですが…。
自分が読んでたのって中学生の頃だから、多分アランカル編が始まるくらいまでなんだよな。これも何故今更、と思わなくもない。

クールドジ男子

今千秋監督なので多分女性向けっぽい。15分枠なので手軽には観られますが。
ドジ男子萌えって、現実というか3次元に存在する概念なのだろうか?顔が良ければ母性本能をくすぐられたりするのかな。

永久少年 Eternal Boys

おっさんアイドルアニメ。TVerでしか観られないのがかなりのネック。『サマータイムレンダ』クラスじゃないと毎週欠かさず観るのが面倒になりそう。
そしてタイトルに強烈な既視感があったのは『絶対衝激 〜PLATONIC HEART〜』のせいですね。もう誰も覚えてなさそうだけど。

チェンソーマン

今のところあんまり『呪術廻戦』との区別がついていない。原作はかなりの話題作っぽいので、ここから面白くなるのかな?
OPがモーニング娘の曲っぽく聴こえたの自分だけじゃないだろ、と思って調べたら、本当にサンプリングして使ってると知って驚きました。何の意図があるんだ…。

恋愛フロップス

5人の女の子が家に押しかけてくる謎ラブコメ。1話観た時は『ときメモ』と『ToLOVEる』の間の子みたいなイメージでしたが、なんか下品なのがちょっと…。
まあ、こういうしょうもないアニメも1クールに1つくらいは観てもいいかなと思うので、楽しんでいきますかね。ABEMAで観るのがちょっと面倒ですが。

ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生

最近たまにあるASMRアニメ。まあ、ヘッドホンでアニメを観ているわけではないので、ASMR要素があまり意味をなしていないのですが。
自転車のサドルに転生したり、鶏に転生したりと忙しい作品ですが、咀嚼音ASMRってちょっと苦手なんですよね。まあ、スピーカーで聞く分にはどうでもいいか。

うる星やつら

昭和のノリを令和に持ち込むと流石に違和感があるけど、話がつまらないわけではないし、まあ観られるレベルではある。
それよりも感心したのが、すみぺのラムちゃんがかなり元に寄せてることですね。『長瀞さん』の時も思ったけど、声真似という意味では芸達者なのかも。
声真似といえば、メガネの声真似もかなり上手いと思うんですよね。最初聞いた時、そのまま千葉繁さんが続投してるのかと思ってしまった。そしてED曲がかなり好き。

4人はそれぞれウソをつく

ワケあり女子高生(?)4人のギャグアニメだったけど、1話を観た感じでは肌に合わず。ギャグアニメが合うかは個人の完成に依るところが大きいので仕方ない。
直近でパッと思いつくのだと『女子無駄』はかなりアリだったけど『あそびあそばせ』はそこまででもなかったし、必ずしも世間の評価と一致するわけでもないので難しい。

アークナイツ 【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】

世界観を説明してくれる親切設計。諸事情で観続けることにはなると思うけど、ソシャゲ原作だと未プレイでもちゃんと楽しめるのかは気になる。



こんな感じで36作品ほど。今のところはベタですが『水星の魔女』と『ヒロアカ』辺りが面白いような気がします。深夜枠より土日の夕方アニメ。
あまり琴線に触れる作品がないので、今期は個人的にはやや期待外れのクールかも。夏が観すぎだったので、20作品くらいに収めるのがちょうどいいのかな。

2022年度夏クールアニメ総括3

ようやく書こうとして溜まっていたここ1ヶ月くらいのブログ記事の更新が追いついた…。先週「今週のうちに」とか書いたけど、ギリギリ間に合わなかったな。
というわけで、とっくに秋アニメも始まっているわけですが、残っていた夏アニメの短文感想。とはいえ、『ダイ大』が終わったのはつい先日なんですけどね。

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

2年間、毎週土曜の朝に世代のおじさん達が盛り上がっていたイメージが強いですが(失礼)、少年漫画イズムを感じられる王道バトルアニメで、そこそこ楽しめたかな。
バトル漫画で育っていないので、インフレを繰り返してスケールが迷子になるのとか、死んだはずのキャラが何度も再登場するのはちょっと興醒めな部分はありましたが…。
敵が魅力的なのは良いバトル漫画だと思うので、そういう意味ではハドラーを始めとした数多の名キャラが出てきた今作が名作だと言われる所以は分かるような気がしますね。

Extreme Hearts

ゼロ年代みたいなキャラデザで、先に公開されたサイドストーリーも紙芝居だし、誰も観ないだろwと思っていたのに、意外に面白くて全話観てしまった。
仲間を集めてトーナメントに勝ち抜いていく、という王道展開で、新鮮味こそなかったけど悪くなかったですね。ほとんど話題にはなってなかった気がしますが…。

メイドインアビス 烈日の黄金郷

文句なく面白かったんだけど、イルミューイ周りがちょっとグロテスクで、途中で視聴が止まってしまっていた。1期のような痛々しいシーンがなかったのは救いでした。
あと、これは個人的な好みの範疇かもしれませんが、1クールずっと同じ場所が舞台だったから、1期みたいな冒険感が薄かったのは残念ポイントかも。

よふかしのうた

久しぶりにノイタミナの作品が自分にハマった気がする。中学生にとって「夜」という存在が持つ無限の可能性を思い起こさせてくれるような作品でした。
非日常や超現実も、蓋を開けてみれば案外他愛ない。見える世界が広がっていく様子にワクワクしました。あと、演技も良かったですね。特にナズナちゃんが。

ラブライブ!スーパースター!!(第2期)

新キャラが加入するのは悪くなかったけど、先輩方のダシにしかされてなくてちょっと可哀想だったかも。オニナッツも大概不遇だったけど、四季とかメイン回あったっけ?
ウィーンが出てきてからは展開も強引すぎる。留学を打診したり直前で取り消したりするとか学校の信用問題だし、生徒の進路を何だと思ってるんだ…。
あと、クゥすみは確かに尊いし人気なのは分かるけど、ルーツはクーカーだったわけで、ファン人気に阿って特定のカップリングを擦るのはちょっとモヤる。そんな尺に余裕もないのに…。

最近雇ったメイドが怪しい

おねショタが逆転するだけの展開を1クールやり続けるという狂気。別に逆転ナシのおねショタ原理主義者ではないけど、将棋のやつといい、少ない引き出しで勝負しすぎだろ。
はやみんは少年声もいけるんだなー、とか、ほっちゃんはいくつになっても(17歳だけどとかいうのはおいといて)こういうキャラいけるんだな、とかくらいしか楽しみがなかったですね…。

シャインポスト

放送開始時期も遅いし、放送時間も遅いし、手垢っぽいアイドルモノだし、なんかメインキャラも素朴な演技(オブラート)だし…と1話切りしていた今作。
放送が滞り始めた辺りから、評判が良かったのでシルバーウィーク辺りで一気に観たところ、存外面白かったので完走してしまいました。石原P、なかなかやるやん。
グループ再スタートからキャラの登板回を丁寧にこなしつつ、春の秘密、そしてかつての仲間が立ち塞がる展開を回収してみせる。まとまりが良く勢いのあるアニメでした。
後出しされる意外な設定が尽きず、ダレなかったのも評価ポイントかな。インパクトを考えたらおきょんに始まりおきょんに終わる作品だったような印象ですね。
あと、絶対的ナンバーワンアイドルとして何度も擦られる螢のライブ、歌唱だけで説得力を出せる大橋彩香に脱帽。伊達にお化けアイドルコンテンツのセンターは張ってねえな。


さて、こんな感じで25作品。継続が『ちいかわ』『異世界おじさん』『うたわれ』で合計28作。ここ数年では1番作品数観たんじゃないか…?
例年、特に夏クールは大体アニメに飽きて20作も観てないことが多かったですしね。敢えてランク付けするなら

S:アオアシ
A:メイドインアビス 烈日の黄金郷、よふかしのうた、Engage Kiss、リコリス・リコイル、邪神ちゃんドロップキックX、サマータイムレンダ、神クズ☆アイドル
B:シャインポスト、ドラゴンクエスト ダイの大冒険、彼女、お借りします(第2期)、カッコウの許嫁
C:ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season、Extreme Hearts、継母の連れ子が元カノだった、組長娘と世話係、連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ、ラブライブ!スーパースター!!(第2期)、ワッチャプリマジ!、ユーレイデコ
D:プリマドール、金装のヴェルメイユ〜崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む〜、それでも歩は寄せてくる、最近雇ったメイドが怪しい、むさしの!
E:


こんな感じかな。来期は流石に20作くらいまで減らして、ゆとりのある生活を取り戻そうと思います。というか多分そうしないと、年末の繁忙期に仕事とアニメで生活が完結してしまいそう…。

2022年度夏クールアニメ総括2

いくらなんでも更新が滞りすぎていた。書く予定だった記事は今週中に全て追いつく予定です。…と書いて自分を追い込む、受験生時代から使っていたパターン。

ワッチャプリマジ!

単話で面白いエピソードはいくつもあったのですが、1年観た総括としては、正直あまり面白くなかった、と言わざるを得ないですね。
ラスボスであるジェニファーとまともな因縁があるのがひな先輩くらいだったせいで、終盤のカタルシスが圧倒的に不足していたのは痛い。話に乗っていけなかったです。
ユーフォリアレビューという名目で最終話近くに2話連続でほぼライブの総集編をやっていたのもかなり興が削がれましたし。それでいて曲追加もほとんどないわけで。
50話の「キミがあたしにかけた魔法」、それまでの49話でまつりとみゃむの関係性について深く掘り下げられていれば、間違いなく感動できるエピソードだったはずなのに…。
ストーリーの縦軸が弱い割には関係性の深掘りができていないキャラクターが多く、迷走していたな、という印象でした。マナマナの人間体とか、続いてれば面白そうな設定でしたけど。

ユーレイデコ

30分枠の中では今期トップクラスに地味なアニメだったのでは…という印象。途中で脱落した人が多そう(個人の感想です)。
序盤のベリィが家出するまでは、ここからどう展開していくのだろう?という期待感があったのですが、ユーレイ探偵団編になってからは期待より陳腐になってしまったかな。
ネット社会での真実とか、「見える」ものの違いとか、『電脳コイル』で観たような題材を、令和になって焼き直されても…と。ハックの正体を除けば、斬新なオチというわけでもなく。
こういうのを観て色々考えるのが好きなオタク層は間違いなく存在するんだろうけど、エンタメとしては微妙だったかな。というか、内包するメッセージは結構シンプルでしたしね。

カッコウの許嫁

予想はしていたけど誰ともくっつかないし、なんなら主人公の父親の誕生日パーティーで最終話の枠が潰れるという謎采配。瀬川さんは最終話前で魅せ場作れてたかもですが。
ブコメが割と好きな性分ゆえに半年楽しめたとはいえ、終わり方が良くないと全体の印象も落ちますよね。『キミキス pure rouge』みたいな…いや、あそこまで最後急落してはないか。
まあ、血が繋がってないとはいえ、メインヒロインでもない主人公の妹が一番可愛いラブコメなんて今後観られないかもしれないので、そこは貴重だったかも。主題歌も良かったですね。

サマータイムレンダ

途中から完全にバトルアニメと化して、最後の方は正直、何をやってるんだ?状態でしたが、終盤似たような展開だった『ひぐらし卒』よりはよっぽど綺麗に終われていたと思います。
「影」の絶望的な強さに対し、少しずつ主人公サイドが立ち向かっていく塩梅が絶妙で、同じ「死に戻り」系タイムリープ作品の『Re:ゼロ』のように、観ていて辛くなってくることもなく。
数年前まで住んでいた和歌山弁のノスタルジーを感じられるという意味でも加点要素の高い作品でした。グリーンソフト、久しぶりに食べたいなあ。

アオアシ

面白すぎた。どれくらい面白かったかというと、自分が観た2022年放送のアニメの中では暫定一番面白かった、と言っていいレベル。
サッカーアニメ、自分がサッカーに明るくないのもあって、今まで「これは!」という作品に出会えていませんでしたが、今作は自分が観たサッカーアニメの中で一番楽しめたかも。
葦人のフォワードへの拘りと挫折、そこからの再起。2クールずっと目が離せなかったのですが、ここからが本番だろ、とも思うので、早急に2期を放送してほしい。

リコリス・リコイル

今期一番話題になっていた気がする作品。美少女ガンアクションアニメとして楽しめましたが、よく考えたら割と設定に粗が多い作品でもあるので、深く考えないのが吉かも。
ただ、千束の不殺設定を持て余していたな、とか、結構引っ張っていた心臓移植周りの話も、目覚めたら移植されてました、で終わるの?とか、それでも腑に落ちないところはあり。
個人的には、千束とたきなの2人はともかく、真島が案外敵として面白いキャラだったのが良かったかなと。

Engage Kiss

丸戸脚本だからとりあえず観るか!でしたが、期待に違わず楽しめた作品でした。記憶を代償にした契約と、元カノとの三角(四角?)関係の設定が上手かったですね。
とにかく、めんどくさいヒロインの描写は天才的。やや強引なハッピーエンドだったのも個人的にはアリだったかな。湿っぽい引きでもEDが能天気だから引きずらないところありましたね。

連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ

ストパン』シリーズから戦闘を抜いてアイドル要素を付加したスピンオフ。丁寧な作品だったとは思うけど、まあ、地味だったかな…。
「歌の力で~」みたいな主題も割とありきたりだし、ライブシーンも作画が突出しているわけでもなく、今作特有の印象的な要素があまり思いつかないというか。
本編のガリア解放と繋がったシーンとか、ジニーの歌声が世界のウィッチに届いたシーンとか、スピンオフを感じられるところは良かったかなあ、というくらい。

プリマドール

4話くらいで脱落していたところ、諸事情で途中から追いついて完走したわけですが、うーん…という感じ。
自律人形の設定が結構ガバガバだったように感じたのと、序盤から積み重ねもなく人の死で泣かせに来るのが鼻についてしまってどうにも…。
レーツェルのエピソードと、終盤の灰神楽周りは評価できるかなとは思いますが…。シチュエーションだけでは感動できないタイプなので、相性が悪かったですね。


ひとまずこれくらいで。残りは全部観終わったらまとめて書くことにします。来週には観ているものが全て最終回を迎えそうなので。
こうやって振り返ってみると、夏って例年不作になりがちなイメージだけどかなり豊作だったような?だからこそ、アニメ視聴に追われる3ヶ月だったのが反省点なわけですが。

四畳半タイムマシンブルース ★★★★★★★★★☆

8月12日、クーラーのリモコンが壊れて絶望していた「私」の目の前にタイムマシンが現れた。
後輩の明石さんたちと涼しさを取り戻す計画を立て、悪友どもを昨日へ送り出したところでふと気づく。
過去を改変したら、この世界は消滅してしまうのでは……!?
辻褄合わせに奔走する彼らは宇宙を救えるのか。そして「私」のひそかな恋の行方は。

異色の(?)コラボレーションということで、秘かに公開を楽しみにしていた今作。週末にちょうど出かける予定があったので、朝1でついでに観に行ってきました。
四畳半神話大系』は、もう10年以上前のアニメになるんですね。当時は自分も「私」と同じく京都で大学生をしていて、親近感を覚えながら観ていたのが懐かしい。
小説版や元となった映画を予習しておこうかとも思いましたが、結果的にはまっさらな状態で観た方が楽しめたかな。なんせ内容があまりない、良い意味での娯楽映画だったので。


タイムマシンという大層なガジェットを、「クーラーのリモコンを元に戻す」というしょうもない目的のために使い倒す。このくだらなさが『四畳半』の退廃さとマッチしてますね。
ストーリーは原案からあまり変わってなさそうなのに、あのキャラクター達があの語り口で繰り広げるだけで面白いんだよなあ。小津は令和でも小津だった。
樋口師匠、そういえば当時は藤原啓治さんだったんですよね…。でも、中井和哉さんでもそこまで違和感はなかったかな。飄々としたキャラクターはお二人とも演じてるイメージありますし。
自分の記憶の中での明石さんって、もう少しミステリアスだったと思うのですが、今作では結構人間的というか、ヒロインしてましたね。可愛かったからいいけど。
あと、ラストの「私」のセリフとか、城ヶ崎先輩の「kaorisan」Tシャツとか、ちょっとニヤリとするような演出があったのもポイント高い。ファンムービーですね。


どうしても「京都の大学生活」という設定にノスタルジーを感じて贔屓目に見てしまうし、『四畳半』のキャラクターを久しぶりに観られたので満足した、というのは事実です。
…ですが、それを差し引いても、細かい伏線が次々に回収されていくのは爽快感がありました。監督が同じなので「分かりやすい『Sonny Boy』」とでも言いましょうか。
例えが適切かはともかく『カメラを止めるな!』とか好きな人は観たら楽しめるかもしれないですね。もちろん『四畳半』を観ていたらより楽しめるのは言うまでもなく。


ただ、今作ってディズニープラスでも配信されているらしく、「配信版ではここで区切りなんだろうな」というシーンが散見されました。
加えて、例えば作画や音響の面で目を引くところはそんなになかったかな?と思うので、ディズニープラスに加入しているならそちらで観てもいいかもしれないですね。