適当な日常を綴る’

明朗・潑溂・無邪気なブログ

神々の山嶺 ★★★★★★★★★☆

「登山家マロリーがエベレスト初登頂を成し遂げたかもしれない」といういまだ未解決の謎。その謎が解明されれば歴史が変わることになる。
カメラマンの深町誠はネパールで、何年も前に消息を絶った孤高のクライマー・羽生丈二が、マロリーの遺品と思われるカメラを手に去っていく姿を目撃。
深町は、羽生を見つけ出しマロリーの謎を突き止めようと、羽生の人生の軌跡を追い始める。
やがて二人の運命は交差し、不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑むこととなる。


マロリーって「なぜ山に」のマロリーやん!と反応してしまうやつ。なんか似たような映画なかったっけ?と思ったら、何年か前にも実写化されてましたね。
「なぜ山に」の答え「そこに山があるからだ」の「山」がエベレストであることは有名だと思うんですが、今作は正に「そこに山があるから」を描いた作品でした。
登頂、無酸素登頂、単独登頂、無酸素単独登頂…。およそ人間では不可能に思われる、命を賭した登攀。それに取り憑かれたアルピニストの羽生、そして深町。


山の描写が秀逸で、終始山の恐ろしさを感じる、高所恐怖症の自分にとっては一種のホラー体験でした。滑落シーンとか観てられない。
あと、フランス人が描く昭和の日本の描写が結構リアルで面白かったです。たまに「そんなところにあるのおかしいだろ」って違和感もあったけど、概ね正しい。
ただ、リアルすぎて、終盤で羽生と深町の見分けがつかなくてちょっと混乱してしまった。そもそも「長谷」も音で聞くと紛らわしいし。これは原作からだから仕方ないか。
個人的に中華アニメのデフォルメ感が肌に合わないのですが、ヨーロッパ系のリアル作画のアニメは面白いんですよね。ストーリーがしっかりした作品をよく観るからかな?

ロマンティック・キラー ★★★★★★★★☆☆


彼氏のいない生活を満喫する杏子の前に現れたのは、どうしても杏子に恋愛させたい小さな魔法使い。
恋なんてしたくない杏子に、少女漫画のような展開を次々と仕掛けてきて...。


ネトフリアニメって、公式ページすら会員じゃないと観られないのがちょっとなあ。話題になりようがないというか。
引用した通り、恋愛に興味がなく、猫とチョコとゲームが好きな主人公の杏子に、魔法使いがイケメンを次々差し向けて恋愛させようとする、というお話。


杏子、陰キャダサオタクなのかと思いきや、面倒見が良く、正義感が強い。人としての魅力に惹かれてどんどんイケメンが寄ってくる…という構図。
以前ヒットした『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』とかなりエッセンスが似ているので、『はめふら』が好きな人なら楽しめるかと。


恋愛に興味ない系イケメンが次第に杏子に惹かれていくメインストーリーはそこそこ面白かったし、後半、統合失調症のストーカー女が出てきてからも急展開でしたね。
挨拶されただけなのに、付き合ってると勘違いして延々付きまとってくるガチの統失。地上波アニメではあまりこのレベルは観たことなかったかも。普通に怖いわ。


サブヒロインで杏子の親友・咲姫ちゃんのエピソードも良かったですね。美人すぎても恋愛脳が無限に言い寄ってきたり陰口叩かれて大変らしい。持つものも苦労している。
そういう子ほど内面を見てくれる相手に惹かれる…というよくある話と、人格者の杏子が噛み合う過去編はなかなか。「チンコ何センチ?(CV:石見舞菜香)」は笑いましたが。


地上波で放送すればそれなりに話題にはなっただろうな、くらいの作品でした。ネトフリアニメ、及第点よりはちょい上、くらいの作品がとても多い。
エンディングが結構面白い曲だけど、「続きが気になってスキップできませんよねー!?」ってセリフの部分で、ネトフリが自動で次のエピソードにスキップしてくるのは狙ってるのかな?

100日間生きたワニ ★★★★★★★☆☆☆

弊社、旅行の費用を年に1万円補助してくれるというショボい福利厚生があるのですが、夏休みに行った分がいつまで経っても振り込まれない。
担当者に確認したら就職当時に登録した古い口座の方に振り込まれているらしく、不意に口座に1万円が増えました。まあ、今週末の交際費になるかな…。


桜が満開の3月、みんなで約束したお花見の場に、ワニの姿はない。
親友のネズミが心配してバイクで迎えに行く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画面が割れた状態で道に転がっていた。
100日前———入院中のネズミを見舞い、大好きな一発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる母親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と行くラーメン屋。
大好きなゲーム、バスケ、映画…。ワニの毎日は平凡でありふれたものだった。お花見から100日後——桜の木には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは雨に変わっていた。
仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。変わってしまった日常、続いていく毎日。これは、誰にでも起こりうる物語。


アマプラを観ていたら追加作品のところで見かけたので興味本位で。なんかステマがどうとかでめっちゃ炎上していたのが懐かしいですね。何年前でしたっけ?
原作…というかTwitter連載の漫画は、リツイートとかで流れてきた分だけは読んだ、くらいだったので全部を把握しているわけではなく。死因とかは知ってますが。


構成としては、100日目(お花見と事故)→100日前(死ぬまでのワニの話)→100日後(ワニが死んでからの話)という3パート。
中盤、つまりワニが死ぬまでの話が多分原作で、後日談がオリジナルなのかな?たまに見覚えあるシーンがあったので多分そうでしょう。
…で、この原作パートが割と虚無。現代の若者らしい軽薄で無意味な会話と日常をただ観せられる。会話の間もやたら長いし、なかなか厳しかった。


ただ、ワニが死んで、みんなが喪失感から塞ぎ込んでいるところからは持ち直してきましたね。オリジナルキャラ?のカエルがウザすぎて辟易しましたが。
前半で他愛のない日常を描写してから、その喪失を描くことで、日常の愛おしさを強調している、ということでしょうか。多分、原作の意図もそういう方向なんでしょう。
友人が突然死んで、しばらくショックだけど、時が経つにつれて日常に戻っていく。自分も経験したことがあるので分かるなあ。ネズミに注目して観たら分かりやすいのかな。


ふと思ったんですが、主人公が死ぬ前の話を描いて、死んだ後を描く…って、黒澤映画の名作『生きる』と似てないですか!?なんかタイトルもちょっと似てるし。
…とか書いてたらファンに殴られそうなのですが、かなり希釈されているとはいえ、『生きる』とエッセンスは通じるものがあるかも。60分だし、無料で観るならまあ…。

アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~



©BNP/AIKATSU 10TH STORY


不意にネタバレを踏むのを避けるために、公開初週に早速観に行ってきました。珍しく、うちの県でも上映館があって助かりました。女児アニメ扱いだからかな?
これもネタバレ防止の一環で、特に情報収集していなかったので、パンフレットを買おうとしたら4,000円もして驚き。帰りの電車代がなくなったのでお金を下ろす羽目に。
まあ、このパンフレットの情報量エグかったので、お金を出した分の価値はあったんですが。都市部では売り切れているところもあったらしく、珍しく田舎でよかったな、と。
流石に10年前のアニメの続編というだけあって、子供はほとんどおらず、客のメイン層は自分と同年代くらいでした。というか、あんまり客がいなかった。この辺は女児(広義)少ないのかな?


本編は3部構成で、1部は去年『アイカツプラネット!』と併映されていたものと同じ。2回目なのにしんみりしてしまう。思い出補正が強いからだろうか…。
驚いたのは2部で、てっきり卒業ライブが観られるのかと思っていたらダイジェストで飛ばされ、成人したいちご達が描かれるという、『映画ゆるキャン△』的展開。
いちごと蘭が同棲していて、そこにみんなが鍋を食べに来るという、劇場版らしからぬ日常エピソード。…いや、これも「何てコトない毎日」の1つなのか。
それにしても、みんなめっちゃ酒飲むのが面白かったな。ユリカ様とか完全に悪い飲み方してるし。長身イケメンと化していたらいちにも驚きました。声は瀬戸さんだったけど。
みんなが帰ったあとも更にカクテルを飲むいちごと蘭、どう考えても20代前半の風格ではない。元からいちごの精神年齢は高かったと思うけど、老成の域かもしれない。


3部は待望?のライブ。時系列が急に戻って、ソレイユの3人が聴いていた音楽が卒業ライブの『MY STARWAY』だったのは結構技巧的な構成だったように思います。
パンフレットにも「当時ファンだった女の子が10年後に観てくれることを想定」みたいなことが書かれていて、だから子供向け作品よりも少し複雑にしたとのこと。
何の曲をやるのかなー、と思っていたところに『Signalize!』のイントロが耳に飛び込んできた衝撃。卒業ライブにしれっと混ざってるOGがいた気がするけどご愛嬌か。
ルミナスの曲は聞き覚えなかったから忘れてるだけかと思ったけど普通に新曲だった。あかり世代をフィーチャーした映画とかも作れるのではないでしょうか(キリがない)


…で、タイトルにもなっている『MY STARWAY』。歌詞が良すぎてズルいですよね。10年後から見た、『Signalize!』へのアンサーソング
同時に、再会を誓ったソレイユの歌でもある。あの若さであれだけのバイタリティと向上心を持ち続けている3人を見ていたら、漫然と生きているのが申し訳なくなる(
そして、泣かせにきているとしか思えない、この曲のラスト。『アイカツ!』という作品の骨子が「バトンタッチ」であり「SHINING LINE*」であることを再確認しました。


10年前当時観ていた女の子たちがメインターゲットである、ということで、まさにその子たちが大学進学や就職など、いちごたちと同じような人生の岐路に立っているわけですよね。
そんな視聴者たちに、夢を追い続け、一つずつ人生のステージを進めながら、日々を暮らしているいちご達を見せるのは、強烈な応援メッセージになる。良いコンセプトだと思いました。
恥ずかしながら、自分の中では割ともう初代シリーズは完結した認識だったのですが、いちご達は昔も、今も、未来も、SHINING LINEを繋いでいく。永遠性を感じたなあ。


そんな感じで、懐古老人向けではなく、若者たちが「未来向きの今」を感じられるような前向きなファンムービーだったと思います。やはり素晴らしいシリーズですね。
しかし、『カレンダーガール』、また聴きたかったな…。別作品だけど、人生の辛い時期に励まされた曲が田中秀和氏の楽曲なんですよね。ホンマ、ボケナスがよ…。

2022年度冬クールアニメ新番組2

ここから1ヶ月くらい平和だし、ようやく今週から運動を再開したのですが、運動すると疲れてしまって、それで平日夜が終わってしまうんですよね…。
来週からは1日運動して1日休む、みたいな感じにしていこうかな。うまくモチベーションを高めるというか、もっと効率よく生活したいんですが。


さて、新番組チェックがようやく一段落したので、さっさと絞っていかねば。

最後の召喚師 -The Last Summoner-

中華アニメの輸入盤。学園×超能力、ウケるのかもしれないとは思うけど、取り立てて観ようとまでは…。
『時光代理人』は一つ抜けて面白かったので、あのレベルの作品がまたあれば観たいですね。

アルスの巨獣

独特の世界観のオリジナルアニメで結構気になるのでしばらく視聴継続。ロゴがちょっと『進撃の巨人』に似てますね。
ところで、ジェネリック上田麗奈*1こと羊宮妃那さん、最近よく声を聞くような。一昔前の能登・早見問題より似てないですか?

ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん

タイトルが長い。…そして、『世紀末オカルト学院』の時代からウザい系花澤香菜は苦手なので結構キツい。
二層のラブコメってのは設定としては結構面白いと思うんですけどね。こういうのがメインストリームなら、自分は外れているのでしょう…。

解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ

タイトルが長いその2。杉田智和って感じ。追放系+スローライフ。この手の作品、流行りの要素に分解していくことができそう。
藤田茜さんがヒロインのアニメ、めっちゃ久しぶりに観た気がする。というか『エロマンガ先生』以来かも。『七つの大罪』(エロアニメのほう)とどっちが放送先だっけ?

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

タイトルが長いその4。隣に住んでる学園のアイドルが毎日ご飯作ってくれる…。これが中高生男子にウケてるとしたら、少子化も止まるはずないと思ってしまいますね。
project No.9のアニメは箸休めになるので視聴継続してますが、ヒロインの魅力が9割みたいな作品の割には作画がたまに怪しいので、もうちょっと頑張ってほしい。

TRIGUN STAMPEDE

原作を知らないので、普通に楽しめそう。「ヒューマノイド・タイフーン」とか、600万ダブドルとか、何故か(?)用語だけ知ってるやつ。
オレンジの作品、リアルなのかもしれないけど、ちょっと作画が不気味なんですよね。観てれば慣れるとは思うのですが。

UniteUp!

男性アイドルモノ。それなりによくできてそうな気がするけど、観るリソースはないかな…。

最強陰陽師異世界転生記

原作は『〜下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが〜』ってサブタイトルがあるらしい。これ入れるとちょっと印象が変わるな。
洋風の異世界で和式の戦い方をするのはちょっと新鮮かな、と思ったけど、まあこれも積極的に観ようとまでは…。

NieR:Automata

1話が謎だったけど、2話からは普通にストーリーが展開してくれて一安心。オープニングに都庁出てきて謎だったけど、未来の話なんですね。
マルチエンディングが~とか言ってたから原作はそういう作品なんだろうけど、そうなるとアニメはどうやってまとめるんだろう。まあ、とりあえず観てみようかな。

魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ II

1期は観ていたけど途中で話についていけなくなったし、そんな状態で2期についていけるはずもなく。というか前の話もあんまり覚えてないし。
アノス様親衛隊の面々がいきなり出てきたのはちょっと面白かったですね。そういえば、アノス様の声優交代してるんだよな…。

イジらないで、長瀞さん 2nd Attack

『○○さん』系作品の中では、結構気に入ってる作品。2期もやってることは同じなので、変わらない味わいを楽しんでいきたい。
自分の中でM・A・Oさん級に印象に残らない声だったすみぺ、ここにきて『うる星』と『長瀞さん』で急に存在感を増してきた感。

老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

タイトルが長いその5。異世界と現世を行き来できるのは珍しいかも。何かというといじめられてたりブラック企業勤めだったりするからな…。
しかし老後に備えて20億貯めるとか、アニメで現実に引き戻されるからやめてほしい。先月から電気代が2倍以上になって頭抱えてるし、老後どころではない。

神達に拾われた男2

時間の進みが半分になったかのような錯覚…。これ、ホントに恐ろしいアニメなんですよね。スローライフモノなんか比べ物にならないスローアニメ。
インタビューで演者が「イベントが起こらなくても面白くないわけではない」とか答えてたのを読んだんですけど、ホンマか?とツッコみたくなってしまう。

ノケモノたちの夜

19世紀イギリスが舞台の、悪魔が出てくるファンタジー。なんというか、あまり令和の作品っぽくなかったですね。
それより、制作が『ゴーショーグン』とか、『ダンクーガ』の葦プロって。直近何作ってるのかと思って調べたら『異世界スマホ』と『キューティーハニーユニバース』だった。…ウッ頭が。

便利屋斎藤さん、異世界に行く

単発エピソードをいくつも重ねていくタイプの作品。そのおかげで結構観やすいので、抵抗なく観られてしまう。
主人公パーティ以外のキャラクターがたまに出てくるけど、全く覚えられないですね。…いや、別に覚えなくてもいいんだけど。

The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War

英雄伝説シリーズのアニメ化?このシリーズがアニメになってるイメージなかったけど、アナザーストーリーみたいな感じなんだろうか。
何にせよ、シリーズを知らない自分が観ても…という気もする。というか、タツノコプロ制作なんですね。

もういっぽん!

女の子の部活という手垢…もとい、王道の題材。柔道は確かに題材になってなかったかも。剣道は「あんこ入り☆パスタライス」(完全な死語)がありましたけど。
普通に面白そうではあったし数話観たけど、このレベルのものまでチェックしてるとそれこそ週に30作品くらい観ることになりそう。悩みますね。

虚構推理 Season2

続編。数話観たけど、やっぱり安定して面白いですね。直近の雪女のエピソードも先が気になりますし。
鋼人七瀬みたいな軸になる敵?じゃなくて、今期は数話完結が続くのだろうか。どちらにせよ、これは完走するでしょう。

HIGH CARD

特殊能力を持つカードの争奪戦。題材は悪くなさそうだけど、女性向けなのかな?
あと、「スタジオ雲雀」名義のアニメも久しぶりに観た感。ゼロ年代スタジオ雲雀の味のあるB級アニメにお世話になりましたね。練馬大根、ガーゴイル、VVV、すもももももも…。

もののがたり

またモノノケ?と思ったけど、これは付喪神とかそっち方向だった。
木村監督でバンナムだけど、『アイカツ!』になるか、『けもフレ2』になるか…。

あやかしトライアングル

今期、TSモノが2作もあるって、性癖の偏りヤバくないですか?
矢吹先生の新作が連載されているのは知ってたけど、読んだことはなかったのでとりあえず継続予定。そして、単独ヒロインなのにめっちゃ負け声で気になる…。

英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~

タイトルが長い…というか、今期はどれも長いか。美少女になりたい願望強すぎ!
でも、実際美少女のガワになることで、イキり具合も緩和されるし、悪くない選択なのかも。…いや、観ないと思うけど。

久保さんは僕を許さない

『高木さん』の亜種。…というか、気づかれないレベルのモブに何故か積極的に来てくれる美少女なにもんだよ。過去回とかこれからあるのかな。
こういう清楚が基本線の花澤さんなら、令和でも全然戦える…と、15年来の花澤病患者は思うのです。設定はキモいですが。

とんでもスキルで異世界放浪メシ

MAPPA異世界アニメを制作する時代。実際の企業とタイアップしてるのは強いですね。食べ物がどれくらい美味しそうに描写できるかなのかも。
イオンとタイアップしてるなら、トップバリュのクソマズい食料品を取り寄せる回とかあったら笑うけど、スポンサーに怒られるだろうな(

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2

1期やってたの結構前じゃないか?前作はMMORPGモノの中では結構楽しめていたのですが、2期は1話観てもそこまで…安定してると言えなくもないですが。
防御極振りっていう設定は面白かったけど、そこからの展開はそこまで…って感じなんですよね。あと、最初主題歌が同じだったから使い回すのかと思いました。

大雪海のカイナ

骨のありそうなファンタジーアニメ。今期はこういう作品が少ないので貴重ですね。
ヨルシカとGReeeeNとか、タイアップも謎に力が入っている。+Ultra枠、FOD独占なことが多くて縁遠かったけど、今作はアマプラで観られるのが良いですね。

ポケットモンスター

サトシ編が終わると聞いて、子供の時以来に観ています。
しかし『ひゃくごじゅういち』は懐かしすぎるだろ。歴代のパートナーとレギュラーキャラをどんどん出していくのかな。懐古アニメになりそう。


結局40作品以上チェックしたのかな。冬クールの割には作品数が多めだったような。毎年こんなもんだっけ?
30分枠の萌えギャグアニメがないので、あまり好みの作品はないかもですが、いい意味で予想を裏切ってくれる作品が出てくることに期待。

*1:自分が勝手に言ってるだけ

サイバーパンク・エッジランナーズ ★★★★★★★★★☆

流石に『タイバニ2』だけのために一ヶ月課金はもったいなかったので、昨年の配信から話題になっていた今作を観てみました。
正直、今までネトフリアニメがこれだけ話題になった記憶がなかったので、「ステマなんじゃないの?」という疑いの目を向けていたのは事実。
タイバニレベルの作品ですらほとんど語られないし、話題性を観始めるきっかけの1つにしている自分にとっては、ネトフリ限定配信はなかなか厳しい。
加えて、トリガー作品に苦手意識があったのもあって、今まで手が出ませんでした。『キルラキル』からほぼ全作観てるけど、世間の評価ほど面白いと思えなくて…。


…と、ネガっぽいことを書き連ねてからの感想なんですが、ちゃんと(?)面白かったです。全10話と、短めの話数できっちりまとまっていたのが良かったのかも。
トリガー作品にありがちな、勢いでストーリーが進行していく、ということがなく、サイバーパンクの世界観で、更にはビター(ほぼバッド?)エンド。
骨子にはデイビッドとルーシーのボーイ・ミーツ・ガールがあるので難解でもなく、アクションシーンの作画は流石のトリガー。話題になるのも納得でした。
同じサイバーパンク系統の作品だと、近年では『アクダマドライブ』に近いものを感じたかな。R-15指定な分、あれよりもエログロ描写は多かったですが。


個人的には、後半の相棒&ヒロイン枠であるレベッカが良いキャラしてて好きでした。黒沢さんが演じていたというのもありますが。
レベッカ」という名前から連想してしまったところはあるかもしれませんが、黒沢さんのこういう演技、千和さんに通ずるものを感じました。
以前千和さんが仰っていた「私に近いタイプの声優」という評価も間違いではないのかも…とか、こじつけたナラティブを感じてみたり。

2022年度冬クールアニメ新番組1

秋アニメが終わったら、冬アニメが始まる。3ヶ月毎に繰り返される新番組チェック。

僕とロボコ

放送開始したのは去年だけど、秋クールというのには微妙な時期だったのでこっちで。
5分アニメだからこそのスピーディーな展開が面白い。大地丙太郎監督の得意分野って感じがしますね。割と毎週楽しみにしてる作品です。

人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

追放されて人間不信になってアイドルに入れ込む、っていう導入はちょっと面白かったけど、観続けるかというと…。
これに限らず、ファンタジーというだけで一歩引いてしまうので、評判が良ければ後追いするかも。可能性は低め。

転生王女と天才令嬢の魔法革命

ネットスラングみたいな喋り方をする千本木彩花、完全に『ガーリッシュナンバー』じゃないか…。これから2人で冒険していく感じなのかな?
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』みたいな字面なので、こっちもきっと面白いはず!と信じて、視聴継続してみようと思います。

氷属性男子とクールな同僚女子

変な設定のラブコメだな、と思いつつ、始発で藁担いで持ってきてくれたら確かに好きになってもおかしくないかも。
嫌いじゃないけど、これ30分は長いような。多分この関係性のままでずっと進むんだろうしなあ…。

テクノロイド オーバーマインド

独特の世界観の中で、急に最後殺人事件が起こって「!?」ってなりました。引きだけ気にはなるけど、そこまでがあまり惹かれなかったんだよな…。

トモちゃんは女の子!

またベタベタなすれ違いラブコメやってる…。n匹目の『○○さん』系を観るたび、『高木さん』の完成度の高さを再認識しますね。
それよりも、またちゃんりながダウナー系キャラなのが悲しい。やっぱり普通の可愛い女子高生の役をやってほしい。というかトモちゃんがちゃんりなでいいだろ。

REVENGER

虚淵玄脚本のオリジナル復讐時代劇。1話観ただけでは判断しづらいですね。「痛快娯楽復讐劇」くらい面白かったらいいんですけどね。

スパイ教室

お金かかってそうなアニメ。美少女動物園要素もあり、『リリスパ』とか『アサルトリリィ』くらいは楽しめそうですね。
これくらい普通に「面白そう」と思える作品がもう何作品かあってほしいんだけど、今期は波長が合わないのかも。

お兄ちゃんはおしまい!

設定がちょっと気持ち悪いけど、作画は謎に力が入っている。箸休めアニメとして、多分観ると思います。

冰剣の魔術師が世界を統べる

1話から既に作画が怪しいし、お約束のような決闘イキリだし色々ヤバい。クソアニメ愛好家の方々が好きそうな作品ですね。

異世界のんびり農家

謎のアマプラ独占配信。下地さんがヒロインのアニメってめっちゃ久しぶりだと思うので観たいけど、脱落しそうな気もする…。面白くなってほしい。

シュガーアップル・フェアリーテイル

絵は結構綺麗だし設定も独創的だったけど、あまり得意ではないかも。しばらくは視聴継続してみようと思います。

にじよん あにめーしょん

かすみんの「一番は誰なんですか?」って言い出した辺りでオチが読めてしまったw逆輸入かよ。このニジガクの空気感好きだなあ。

齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定

「草食ドラゴン」の配色が「メイドラゴン」に似すぎ。二匹目のドジョウかよ。もともと中国で放送されてたんですね。中国市場もすごいな。
15分枠くらいで丁度良い内容だったのと、芳忠さんの声が好きなので視聴継続しようと思います。

Buddy Daddies

何か最近流行った手垢っぽい設定…。木野日菜さん、子供役絶対ハマると思うので、ヒットするといいですけどね。

犬になったら好きな人に拾われた。

設定が気持ち悪いというか、よく考えつくな…。ひとまず、本放送Verは修正が大きすぎてなんだかな、って思うので配信版を待とうかな。


こんな感じで、ひとまず15作品。多分これで半分くらいだと思うので、残りは全部チェックし終わってから書こうかな。
今のところこの中に「これは!」と思うような作品がないのがちょっと辛いところ。いつもより完走作品数が少なくなるかもしれないなあ。

2022年度秋クールアニメ総括

新番組をどんどんチェックしている日々ですが、まずは終わった作品について書き残しておくところから。
しかし、今期は苦手なファンタジーモノが多すぎて全然食指が動かないですね。かと言ってぬるいラブコメばっかりいくつも観ても仕方ないんですが…。


そういえば、「話数単位10選」のまとめを見ました。『バディゴル』、確かに面白かったけど、8話にあれだけ人気が集中してるのは少し驚き。あそこから雰囲気転換したよなあ。
上位選出されていたエピソードは大体タイトルを見ただけで内容が思い出せる辺り、去年は「売れ線」は外さずに視聴していたのかもしれない。『てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!』はちょっと気になる。
自分が選出したエピソードも半分くらいは他の方が挙げていたし、2023年も、こんな感じで面白い作品が観られるよう、アンテナを高くしていきたいと思います。
そういえば、昨日放送の『水星の魔女』12話がなかなかのインパクトで、早速今年の「10選」が1枠内定してしまったかも。年末までにあれ以上のエピソードが10話出てくるだろうか。

うたわれるもの 二人の白皇

初代と同じく、話のスケールが広がるにつれて一歩引いて観てしまうというか、没入感が削がれていく感じでした。決してつまらなくはなかったんですが。
ただ、『キミガタメ』『不安定な神様』『夢想歌』辺りの曲が挿入歌で使われると無条件で感動してしまうので、思い出補正も強いんですよね。学生の頃は好きなアニメだったので。

SPY×FAMILY(第2期)

豪華な『サザエさん』みたいな枠だと思って観ると楽しめる、ということが分かったので、そんな位置づけで楽しく観ています。特にテニスの話とか面白かったかな。

宇崎ちゃんは遊びたい!ω

実家に帰ったら母親が50手前で出産してて妹ができてたとか軽くホラーだろ。やってることは1期と変わらないので、日曜朝のルーチンとして楽しく観ていました。
しかし、流石に最後は付き合って終わってほしかったな…。原作はもう付き合ってるって話だったし、これ以上引っ張って3期とかやっても流石に需要ないのでは。
あと、宇崎柳を演じてた声優さん、癖のない綺麗なアニメ関西弁がすごく良かったなあ。ポスト植田佳奈として、これから売れてほしいですね。

ポプテピピック(第2期)

奇抜なこともこれだけ続くと飽きるな…というのが1つと、声優当てクイズとしても女性陣は年上すぎ、男性陣は年下すぎて全然分からなくて辛かった。時代に取り残されている。
単発ではいくつか笑ったエピソードはあるはずなんですが、全編通してだと『ヘルシェイクの矢』が斬新で良かったかな、くらい。前半のどこか、急にバリをイジってた回も笑ったな。

機動戦士ガンダム 水星の魔女

面白かった。30分アニメとして、次週へのフックがとても上手く、次回が気になると思わせる構成が見事。11話からの12話とか、上げて落とす緩急も素晴らしい。
0話がハードな世界観だったのに対し、序盤が平和だったので、むしろここからが本番なのかな。第2シーズンが待ち遠しいし、3ヶ月空くのは辛いですね。

不徳のギルド

久しぶりに完走した30分枠のエロアニメ。エロとギャグのバランスが良い上に、ヒロインズも魅力的でしたね。やはり筆安一幸脚本作品は期待値が高い。
どうでもいいけど、最後ヒロインズの歌唱を聴くまで、EDの歌詞を「意地っ張りに 描くぞと脅かしたら♪」だと思ってました。意味が通じないから謎だったんだよな。

ヤマノススメ Next Summit

30分枠で大丈夫?と思ってたけど、存外良かった。背景の描き込みもすごいし、あおいの成長物語として、富士山に登って締める構成が見事。『スタッカート・デイズ』反則だろ。
あと、普段ほとんど気にしない自分でも明らかに分かるくらいに、エピソード毎に作画のタッチが違ったのも印象的でした。そして言われてみるとあおい達の家の富裕層感ヤバいな。

虫かぶり姫

最初数話がピークで、ずっと惰性で観続けてしまった…。まだ一波乱起こるのかなと思ったのですが、序盤を超えるカタルシスがないまま終わるってどーなのよ。
正直、後半は「本好きの姫様が王子様に見初められ、周囲に認められる」というエピソードを何度か焼き直したように感じてしまって退屈でした。

アキバ冥途戦争

わけがわからない世界観で始まり、わからないままに毎週楽しんでました。『仁義なき戦い』のパロディにはめっちゃ笑ったなあ。
結局みんなの生死はどうなったんだ?という点は気になるけれども、細かいところを気にする作品でもないかな。最近のピーエーワークス、面白い作品増えてきましたね。

令和のデ・ジ・キャラット

懐かしさだけで視聴していた。みゆきちもまだぷちこみたいなお嬢様キャラできるんだな…。お姉さん系ばっかりで食傷気味なので、たまには真紅みたいなキャラやってほしいなあ。

ぼっち・ざ・ろっく!

歴代きららアニメの中でもトップクラスに面白かったですね。少なくともここ数年のきらら作品の中では断トツだし、個人的には『けいおん!』以上かも。
毒にも薬にもならないタイプの作品がほとんどな中で、今作は明確に「面白い」きららアニメだった。曲は『カラカラ』が好きですね。2期やってくれないかなー。

夫婦以上、恋人未満。

ギャルと幼馴染がオタクにグイグイ来てくれる、オタクの妄想アニメ。…というか、『恋と嘘』と設定かなり被ってたよな。
詩織、あれだけ良い子なのに多分負け属性なんだろうなと思うと悲しい。楽しめたんだけど、やたら性的な描写が多かったのは気になりました。

ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extra

略称「SEx」。馬鹿じゃねーのと思うけど、内容も馬鹿みたいなアニメだから仕方ない。謎のヒルクライム本人出演には笑いました。

チェンソーマン

世間で騒がれてるほど飛び抜けて面白いとは思わなかったけど、つまらなくもない。ほどほどに面白かったかな。食べながら観てたのでもらいゲロしそうになりましたが。
ストーリーはまだ続きそうなので、忘れないうちに2期放送してほしいですね。なんでもそうだけど、半年とか空くとどんな話だったか忘れてしまうんですよね…。

恋愛フロップス

バカエロコメディだと思ってたら箱庭設定が明かされるどんでん返しがあり、ゼロ年代美少女ゲームみたいなオチがついた作品。賛否ありそうだけど、自分はやや「否」寄り。
つまらないとまでは言わないけど、令和にわざわざこれ?というか…。ちゃぶ台をひっくり返してまでやることが不治の病のヒロインか、という。奇を衒った割に…なんですよね。

ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生

意味の分からない設定だった…。まず、これ観るならヘッドホンで観ないとあまり意味なかったような。そして、そこまでするほどの作品でもないし。
主題歌がKOTOKOだったのはちょっと懐かしかったかも。まあ、バリバリ現役なので「懐かしかった」とか言うのは失礼なんですが。

アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】

作画は良いけど、話がめちゃくちゃ陰鬱だった。8話かけてアーミヤに絶望感を与えたくらいしかなくない?これ、ここから少しは状況好転?するのかな。


視聴継続が『ちいかわ』『うる星やつら』『クールドジ男子』『メガトン級ムサシ』『僕とロボコ』『僕のヒーローアカデミア』『ブルーロック』の7作品。『いせおじ』もか。
メガトン級ムサシはいよいよ面白くなってきたのにまた放送延期で萎えますね。ヒロアカは最近話が重い。『うる星』はちょっと飽きてきた上に主題歌が変わって悲しい。

S:
A:ぼっち・ざ・ろっく!、機動戦士ガンダム 水星の魔女、アキバ冥途戦争、ヤマノススメ Next Summit
B:チェンソーマン、不徳のギルド、SPY×FAMILY(第2期)、宇崎ちゃんは遊びたい!ω
C:うたわれるもの 二人の白皇、アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】、夫婦以上、恋人未満。、恋愛フロップス、ポプテピピック(第2期)
D:虫かぶり姫、令和のデ・ジ・キャラット、ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extra、ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生
E:


個人的にランク付けするならこんな感じか。秋は『ぼっち・ざ・ろっく!』『水星の魔女』の2強で、次いで『冥途戦争』『ヤマノススメNS』が面白かったかな。

THE FIRST SLAM DUNK ★★★★★★★★★☆


都会に帰ってきた時にやることといえば映画鑑賞。というわけでアニメ映画をハシゴしてきました。
原作を読んだのも遠い昔だし、世代よりはちょっと下。リョータが主人公らしい?ということくらいの事前知識しかなかった。


回想から始まって、これ誰?と思ったらリョータ。そこから山王戦に切り替わり、「え、いきなり!?」と戸惑う。
結局、山王戦とリョータの回想を交互に挿入される形で2時間。原作未読者は若干置いてきぼり感ありましたね。


今作の魅力は、とにかく山王との試合描写に尽きるでしょう。3DCGでも違和感が全くない。
正直、このクオリティのものを観てしまうと、ほかのスポーツアニメが霞んで見えるな…。比べたらかわいそうなんですけど。
試合のクオリティが高すぎて、いいところで回想に入ると「いいから試合見せてくれ!」ってもどかしくなるくらいでした。


劇場で観る映画としては最高だと思うので、音響の良い映画館で観るのをお勧めします。
音響は申し分なかったけど、子供連れが多かったせいで上映中も話し声が聞こえたのは没入感が削がれてかなりマイナス。
流石にクライマックスの無音シーンでヒソヒソ声がした時はイラつきました。アマプラで倍速で観てろよ。

かがみの孤城 ★★★★★★★★★☆

姪と遊んでたら年末なんてあっという間に過ぎていく。ここ半年で急に言葉が喋れるようになってるし、子供の成長って本当に早いですね。


学校での居場所をなくし部屋に閉じこもっていた中学生・こころ。
ある日突然部屋の鏡が光り出し、
吸い込まれるように中に入ると、そこにはおとぎ話に出てくるようなお城と見ず知らずの中学生6人が。
さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、
「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。
期限は約1年間。
戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。
互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていくこころたち。
そしてお城が7人にとって特別な居場所に変わり始めた頃、ある出来事が彼らを襲う――――
果たして鍵は見つかるのか?なぜこの7人が集められたのか?
それぞれが胸に秘めた〈人に言えない願い〉とは?
全ての謎が明らかになるとき、想像を超える奇跡が待ち受ける―


友人から以前に勧められていた本が映画化したということで、ちょうど年末休みで時間もあるし、と観に行ってきました。
ショッピングモールの映画館、予想以上に混んでたなあ。横の小さい子がぐずって母親が連れ出してたけど、これ子供にはキツいだろ…。


冒頭から割とテンポの良い展開で異世界に招かれ、「デスゲームでも始まるのかな?」と思ったけどそういう話ではなかった。
主人公の女の子は不登校なのか、とか最初は軽い気持ちで観ていたけど、いじめの描写が結構キツくてインパクト強かったです。
急に「死ね!」で音量上げる演出で言葉のナイフがグサッときたし、家に押し掛けるシーンとか完全にホラーだろ。絶対トラウマになるし学校行けないよな。
そういえば、作中で「いじめ」っていう単語が出てこないように思ったけど気のせいかな。何か意図があったのかもしれませんけど。


一番刺さるであろうジュブナイル期はとっくに過ぎていますが、それでも、学校社会独特の閉塞感の描写が上手く、当時を思い出して色々思うところがありました。
年を重ねた今なら、東条さんの考え方は自分と近いなとは思うものの、こころくらいの年だと、あそこまで達観するのは難しいですよね。
ちょっとハッとさせられたのは、ウレシノがキレるシーンかな。疎外された人の集まりの中でさえ、また人を疎外することで仲良くなるんだよな。あるあるだよな…。
なんにせよ、こういうテーマの作品を観るたびに、社会不適合系陰キャとしては、中高一貫校でいじめと無縁の学生生活を送らせてもらえたことに感謝の念がわいてくる。


ストーリーのギミックにはあまり頓着せずに観ていたので、「そういうことだったのかー」と関心はしたけど、多分この辺は原作で読んだ方が楽しめたのかも。
でも、先生の正体にはちょっと驚いたかも。よく考えたら記憶が消えたり消えてなかったりするのはなんで?とか疑問はあるけど、別に整合性を突き詰める意味もないか。
ただ、整合性以前の話だと、アキだけ抱えていた問題の闇が深すぎて、映画観ただけでは戻れてよかったね、とはならなかったな。あのシーンもショッキングだったし。


ストーリーは文句なく面白かった半面、作画は凡かな、という印象で、どうせ1年の話なら1クールのテレビアニメでも良かったような気もしました。
まあ、トラウマシーンの数々が見所ではあるので、結局映画館で集中して観られた方がよかったのかな。スラムダンクの映画の後に観たから比べてしまうのかも。


この休みは特に出かける予定もないので、折角なら、と帰りに本屋で原作も買ってきました。文字も大きいし、正月休みが終わるまでにはスラスラ読み終わりそう。